最近殊に気になるのが
私;『何歳まで此の稼業を続けるかな。』
こんな悩みをダイレクトに一つ年上の同僚にぶつけると、
同僚A;『70歳を一区切りにして、考える。』
と、私と同じ考えとのこと。
そんな夜に配車でお迎えにお客様の家に向かっていると、
私;『あれ?。この家のはずだがな?。』
目指す家は真っ暗で隣りの家を見ていると、
ビチャン
何と道の真ん中が陥没して大きな水溜りになっていた。
私;『あちゃ(泣)。靴の中までビッショリだよ。後で家に帰り靴下と靴を交換せねば。』
そんな事を思っていると、
私;『え!。』
ビックリした事に、
私;『車が来たぞ。』
目指す家に車が入った。
すると、その車から降りた男性がタクシーに乗って来た。
私;『え!?。』
そんな男性の行き先は、
お客様A;『JR駅へ。』
その後、無事にご案内して締めて約¥3.2K円也にて完結。
こんな風変わりな出来事の有った夜に、その後は更に久しぶりの色々と変わった客に遭遇。
お客様B;『あれ!。久しぶりだね。』
と、昔からの知り合いの人。
私;『何か月ぶりですね。』
お連れ様を途中で降ろしてのご自宅にご案内しての約¥6K円弱。
すると、このお客様を完結するや否や、
配車担当;<指名。>
私;『あれ!。この店だと、あの人だね。何か月ぶりだね。』
急ぎ向かい、お店にお声掛けすると、
ママさん;『かなり呑んでいるの。自宅分かりますか。』
私;『大丈夫です。』
私;<この状態で、自宅を知らないドライバーでは大変な結果を招くがね。>
お店の階段に留意しつつタクシーに乗車介護。
その後、自宅に着いても玄関に入る迄注視して無事に完結。
そんな深夜零時頃に配車。
だが、
配車担当;『さっきの指名のお客様の下の家に向かって。』
との変わった配車。
私;『おや、このお客様は、我が社が初の利用だね。』
迷うこと無く現着したが、
私;『あれ?。家の中は明るいが、誰も出てくる気配がないゾ。』
深夜でインターホンを鳴らすことに躊躇したが、
私;『しょうがないね。』
とインターホンを押下すると、漸く出て来られた。
お客様C;『申し訳ありません。話しに盛り上がっていた。』
そんな行き先は、
お客様C;『お店に忘れ物をしてきたので、店に行ってから、此処に戻ってきて。』
との楽で、かつ、そこそこ単価の良さげなご依頼。
すると、その道中に、
お客様C;『この時間に松本まで行って貰うことが出来ますか?。』
私;『(ウワ、3万収コースかな)大丈夫ですが。』
お客様C;『幾らくらい?。』
私;『高速代を含めて大凡約3万円弱かと思います。』
ほぼ此の依頼の実現性は無いと承知のまま無事に自宅に戻って締めて約¥2.7K円にて清算。
と、この時に、今後の為にとスマホのアプリを紹介。
私;『タクシー代が検索できるスマホのアプリがあります。私も良く利用しております。』
をご案内。
お客様C;『ありがとう。』
そんな深夜3時頃に配車で行った店で遭遇した客が、これが久しぶりの酷い客。
私;<過去に同じ手口でタクシードライバーを脅してタクシー料金を安くさせたな。>
終わってみればそんな印象を持った。
暫し待機して乗って来た若そうな男性。
お客様D;『XXX町を”ああ”行って、”こう”行って。俺ん家。』
とのチンプンカンプンの行先。
私;<サッパリ分からん。>
これでは具体的な行き先は、理解不能なので、
私;『XXX町の何処でしょうか?。』
と尋ねても、
お客様D;『XXX町を”ああ”行って、”こう”行って。』
同じことを繰り返すのみで、これを完結した後に、
私;<人を性善説に立った見方をしては駄目だな。これからは気を付けねば。>
と思い知らされたのだが、この時にはそんな事とは思いもせずに、
私;『取りあえずXXX町に向かいますね。』
と発進。
すると、走行途中で誰かと会話をし始めた。
しかし、目指す町を目前にしても会話が終わらない。
いよいよ困り果てて途中で停止して、
私;『XXX町の何処でしょうか?。』
と聞くと、何と此の男は、
お客様D;『俺は、XXX町を知らない。自分が何処に住んでいるのかも分からない。』
私;<あ!。今までにもこうやって安くタクシー料金をさせて来たな。>
もうこの後は、同じ繰り返しをしつつも途中の目標物を聞き出しつつも自宅の方向と思われる地域へ走行。
すると漸く
お客様D;『この先の街のレオパレス。』
私;<やはり、常習犯だ!。>
何とか現着して清算を始めると、
お客様D;『高いね!。』
予想通りにタクシー料金にケチをつけて来た。
私;<ほらほらね。>
通常の予想料金を請求して、それ以上の値引きをせずに怪我もせずに完結。
私;『昔にはタクシー料金を払うことをしないような言い掛かりを付けて来た客が何人かいたが、最近では珍しいね。』
無事に帰路へ。
そんなこんなの中途半端な四連荘で土曜日の乗務も無事故で帰庫。
私;『しかし、疲れたなあ。』
珍しくの帰宅後にダウン。
本日の売上;ノルマの96%
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