2019年11月28日木曜日

2019年11月27日(水)

出勤の為に家を出た途端に、肩に掛けていたカバンが突然に滑り落ちた。
私;『おいおい、嫌なことが起きるのかな。せめて事故だけは、勘弁だぞ。』

始業前天譴を無事に終えて事務所に顔を出すと、いきなりとんでもない怒りの矛先が我に来た。
課長;『日曜日に職場放棄して帰った様だね。』
私;<何を頓珍漢な事を言っているのだ。この課長は。>
私;『いえ。職場放棄ではなく。私の担当車のGAS残が25しかなく、他の車のGAS残も少なく、乗る車がなかったので帰りました。』
更に話しは頓珍漢な方向へ。
課長;『GASが無くなるまで乗れば良いではないか。』
私;『私は、これが始めてではなく、10月22日にも同様な事があり、二度目です。その日は、LPGが無かったので「如何走らない様にすべきか」ばかりを考えて、待機する度にエンジンOFFにして寒い思いをしました。』
課長;『途中で乗り換えれば良いではないか。』
私;『途中で乗り換えるなんて嫌ですよ。』
ここから課長の怒りの矛先が居合わせた班長達へ向かった。
が、各班長も課長の指摘には反論。
班長A;『11月22日に乗務したドライバーが補給しなかったのが要因でしょ。』
そんな遣り取りを終えて事務所を後にしたが、
私;『出庫前から嫌な気分だな。』
同僚1;『まるで子供のやりあいだね。』
同僚2;『しばらく”職場放棄”の言葉が職場で流行るね。』
同僚3;『退職しては困るからね。』
私;『辞めませんよ。この会社の行く末が楽しみですから。』
しかし、この一件で、我が仕事に対する取り組み方は一変。

私;『でも、今後は、一生懸命に仕事しない。歩合がマイナスになろうが構わない。もう、馬鹿らしくなってきた。』

やはり、嫌な事は重なる物で、
私;『此処への配車か。大抵は、何か交通機関への接続だ。いつも時間ギリギリなんだよね。』
配車内容ではTAXIが現着してからお客様に連絡する段取りが、既にお客様は寒空の下でお待ちの状態。
お客様の乗車案内をして目的地を伺うと、
私;<ビンゴ。だが、>
その接続時間を伺うと、
私;『帰宅の車で道路は混雑しておりますが、何とか間に合うと思います。』
とは言いつつも、
私;<万が一にも接続時間に間に合わなかったならば、どうしようかな。>
時間に追われるお仕事で発車。
私;<こんな時に限ってノンビリした車がいるな。>
と、
私;『前の車がノンビリしていなければ、この信号機も間に合ったのですが。』
信号機の赤も気になる。
そんなこんなで、
私;『何とか間に合いそうです。』
が、
私;<こんな時間を急ぐ時に、もしやクレジットカード決済ではないだろうね。>
時間に間に合い到着。
私;『接続時間に間に合い一安心です。』
と言っていると、
お客様;『カード払いで。』
私;<おいおい!。>
急ぎ決済。
私;<面倒くさい。>

そして、この後に時間指定のお迎えのお仕事。
だが、現着して待つ事暫し、
私;『予約時間過ぎても来ないじゃん。待ち合わせ場所を間違えていないかな。』
だが、
私;『もう、何時間も待っても構わないよ。』
すると、予約時間をかなり過ぎてから遠くから女性のお客様が走って来られた。
私;『こんな暗がりで走りますと、危ないですよ。』
と、目的のお店にご案内。
そして、無事に到着。

この後も、稼ぐつもりなど皆無なので、会社のタクシー乗り場に着けて待機。
すると、お一人の若い女性が乗って来られて、
お客様;『金が無いので、千円で行けるところ迄。』
との事だが、
私;『ご希望の場所のかなり手前までとなりますが。クレジットカード払いも出来ますが。』
お客様;『持っていないです。』
と、一路発進。
ご希望の条件で停車。
すると、財布の中から出て来たお金は千円以上。
お客様;『これだけあれば、目的地まで行けましたね。』
私;『そうですね。』
無事に清算。

ところがこの後に何と珍しい場所から珍しい行き先への万収のお仕事に遭遇。
配車で現着するも、
私;『この場所で、この時間に、誰が何処から現れるかな。』
と周囲を観察していると、あらぬ方向から大勢の人達が現れ始めた。
私;『もしや、タクシーを着ける場所は、そちらの場所か。』
と、暫しの待機。
すると、お一人の男性がタクシーにお乗りになって来られた。
行き先&ルートをお聞きすると、
私;<あれ?。いつもは別の場所からのご利用のお客様だ。>
お客様;『チケットで。』
とのことで、そんなに気にせずに走行。
すると、
お客様;『遠く迄すみませんね。眠くなりませんか。』
私;『まだ大丈夫です。』
お客様;『こんな遠く迄来る事はありますか。』
私;『いえ。少ないですね。』
そんな遣り取りをしていると、段々と目的地に近づいてきた。
道案内をいただきつつ現着。
私;<やはり、良くお乗りいただいているお客様のご自宅だ。>
そして、めでたく万収にて完結。
お客様;『帰り、気をつけて。』
温かいお言葉をいただき帰路へ。

その後、深夜零時を回って来ると、人の気配も途絶え、
お客様;『例年だと忘年会があると思うのだがね。』
例年とは様子の異なる間も無く12月を迎えようとする日も無事に無事故で乗り切り、
私;『我がタクドラ人生の転機となった日になったかな。』

 本日の売上;ノルマの91%

2019年11月26日火曜日

2019年11月25日(月)

私;『昨日は、強制欠勤となり、一週間のスタートのリズムが、ずれて調子がおかしい。』
GASが無いので、ロングのお客様に配車されない様に配車担当に申し伝えておき、出庫早々にはLPG補給。
私;『しかし、月曜日のAM中は、通院のお客様もあり、補給の様な無駄な時間を費やすのは嫌なのだが。』

初っ端に、ショートのお客様を終えて、
私;『いざや補給へ。』
と向かっていると、
配車担当;『近くの配車があるが、やる?。』
私;<近場ならば良いか。どうせ空車で帰るよりもマシだ。>
一路配車先へ。
到着してお乗りいただいたのが高齢のご夫婦のお客様。
そんな行き先は、
私;<ウワオ。LPGスタンド近くまで行くのか。ラッキー。>
途中で奥様のお買い物先に経由して、最終目的地のご主人の整形外科医院にて完結。
締めて約¥3.5K円。
私;<今日こそ良い事あるかな。>

AM中の貴重な時間の中で補給を済ませて再度出動。

この後、ワンメを終えて穴場狙いでJR駅にて待機。
すると、
私;『おや、この時間は電車がないからおそらくTAXIに乗るかな。』
前方より若さを少し超えた女性が一人歩いて来るのを発見。
そんな様子を見守っていると、
私;『ビンゴ。』
私のTAXIに乗って来られた。
その行き先は、
私;<嬉しいね>
ルートを確認して発車。
段々と目的地と思われるエリアに近づいて来て、
私;『暫く道なりで宜しいでしょうか。』
こまめに確認しつつ走行していると、
お客様;『その横断歩道を右に曲がったアパート。』
とは言うものの、
私;<え?。右?。道も何も無い。!。左のアパートか!。>
と、確認もせずに左側のアパートの駐車場にイン。
私;『こちらで宜しいでしょうか。』
お客様;『ありがとうございます。』
私;<良くいるのだよね。右と左を間違える人。>
締めて約¥3.5K円で清算して帰路へ。

そんなこんなの夜の部は、月曜日なこともあり寂しい状況。
そんな21時頃に、
私;『このお店には、お送りする事が有っても、お迎えは初だ。』
狭い路にあるお店に着けるべく大回りして玄関先に到着。
しかし、
私;『へえ、このお店が、こんなに大勢いるのを初めて見たな。』
お客様のお名前を伝えてから暫しの待機。
私;『どうせ、遠くは行かないね。』
暫し待機後に出て来られた女性二名様。
その行き先は、
私;<ビンゴ。>
お客様A;『歩いて帰ろうとも思ったのですが。』
私;『今夜は、風が吹いていることもあり、冷え込んでおりますので、これで歩いて帰られては身体を壊されますよ。』
お客様B;『近くてすみません。』
お客様A;『距離は、3Km位ですか。』
私;『そんなには無いですね。』
お客様B;『今夜は、何時まで勤務ですか。』
こんな会話をしつつご指定の場所に到着。
私;『乗車料金から計算しまうと、距離は大体2Km余りですね。』
締めて約¥千円で清算。
お客様A;『お仕事、気をつけてください。』
何とも温かいお言葉をいただき完結。

そんなラストのお客様は、
お客様;『この地へ来たばかり。全国彼方此方と仕事に行っているのですよ。』
私;『え!。これから寒くなるという大変な時期に来られましたね。』
お客様;『そう。この前が仙台だったが、こちらの方が寒い。』
気の毒なお客様を借りているアパート近くまでお送りして約¥2.5K円で完結。
私;『月曜日の夜に、これだけの売上が有れば充分。』

安堵の気持ちで帰庫。

 本日の売上;ノルマの93%