私;『月曜日の夜が忙しいはずがない。』
出勤前から完璧に諦めモードでの出勤。
始業前点呼で事務所に行くと、
私;『時間になっても、誰も来ないゾ?。』
と思っていると、
班長T;『今日から通常の始業時間に戻ったよ。自分の班長から聞いていない?。』
私;『班長は、終業点呼の時には既に帰宅しているし、何も言っていなかった。』
班長T;『駄目な班長だな。』
私;『ならば、こんなに早く来なければ良かった。』
班長T;『どうせ早く来たならば、早く出庫しますか。』
私;『早く出ても暇でしょ。歩合のマイナスが更にデカくなる。』
と言いつつも出庫。
そんな一本目のお仕事は、
私;『珍しいお店に配車だな。』
と思いつつも後部ドアをお店の玄関先に着けるべく迂回して到着。
お客様の乗車案内して、行き先をお聞きして発車。
その道中、
私;<あれ?。この行き先は、以前にもお乗せしたお客様かな。>
その道中に、
お客様;『私は、新型コロナ禍で勤めていたところを退職。これから夜のお仕事です。』
私;『今、何処も厳しい状況ですね。我が社のタクシーも暇です。』
お客様;『2021年は、良い年になって欲しいね。』
と、無事に現着。
すると、
お客様;『夜に必要になるので。』
初っ端から万札を出されて、
私;<今夜は、幸先から良くないね。嫌な流れだヨ。>
いつも千円札は、控えを持っているので、清算&両替して完結。
この後は、案の定、暇。
漸く1時間弱しての配車。
だが、
私;<オイオイ。この新型コロナ禍第3波の中に、医療機関の人がマスクをせずに飲みにでるの!?。>
夜の状況は、こんな人ばかり。
私;<早く田舎もマスクしない人の乗車拒否を実施して欲しいね。>
そんな夜に、JR駅への配車で行くと、出張出来られたビジネスマン3名様。
その方々をビジネスホテルにお送りすると、そのホテルの駐車場は県外車ばかり。
私;<こんな人達が新型コロナウィルスを持って来て、飲み屋街でウィルスをばら撒くのだろうな。>
そんな不安を抱えながらの乗務を継続。
すると、
私;<え!。この新型コロナ禍で新規店舗!?。>
配車でお迎えに行くとこんなお店に遭遇。
更に、ホステスさんと一緒にホステスさんへ怒鳴りながら出て来たのを見ると、
私;<あれ?。見たことある客だが!?。>
そして、泥酔気味の老人を乗せて、行き先を聞くと、
私;<ウワ!。あのブラックリストの客(但し、お金を貰えなけれ、ただの無賃乗車犯)だ。あちゃ~。>
顔をよくよく見ると、
私;<あの手配書の人相写真と随分と違うゾ!!!。>
もう、引きずり降ろす事も出来なくなり、詳細な自宅の住所も不明なまま、やむを得ず発車。
更には、発車して直ぐに、
お客様;『二千円しかないので、そこでメーターを切れ。』
やはり、他のドライバーからの情報通りの流れになってきた。
私;『それは、できません。』
固辞すると、
お客様;『それじゃあ、未収で。』
これも、
私;『今、ツケは、やっていません。』
これも固辞すると、先程のお店を出て来た時にホステスさんへ怒鳴っていた時の様に色々とイチャモンをつけてきた。
こんなやりとりを延々としていると、
私;『二千円となりました。ここで降りますか?。』
夏ならば降ろすが、この寒空に降ろせば、死ぬのは確実。
お客様;『俺を此処で降ろすのか(怒)。』
と、怒鳴ってきた。
私;『クレジットカードでの支払いも出来ますが。』
とは提案するものの
私;<最悪は、自己負担だ。が、この客?を何処かへ放置せねば。>
そのまま継続して走行。
すると、
お客様;『焼き鳥屋へ行く。』
と、とんでもない事を言い始めた。
ところが、
指示通りにそのお店に到着。
私;『今日明日と臨時休業ですよ。』
それでも、お店は閉まっているが中に誰か居そうなのでドアをノックすると、マスターが出て来られたので、状況を説明。
その返答は勿論、
マスター;『あのタクシーに乗っている人は、知らない。今日は、休みだから。』断られた。
これを説明すると、
とUターンをすると、
お客様;『帰る。』再度のUターン。
その後に自宅方面に向けて走行していると、
お客様;『此処は何処ヨ(怒)。お前は、俺を何処へ連れて行く(怒)。』
そんなこんなのやり取りを続けて何とか自宅を調べて何とかご自宅に到着。
ところが、ここからが又大変。
お客様;『お前の名刺を置いていけ。次にお前を指名出来るか。』なかなかタクシーから降りない。
私;『会社が断ると思いますよ。』私;<私もご免だよ。>
そして、ここで清算すらもなかなか進まない。
千円札1枚を出してきたが、
私;『千円では、足りません。』
開いている札入れを見ると、
私;『(五千円札があるよ)五千円札を頂ければ、良いですが。』
半ば強引に我が手元に頂戴して、
私;『それでは、お釣りの二千円を・・・。』
と言い掛けると、
お客様;『お釣りは、良い。』と言うので有難く頂戴。
ところが、此の先が又もや大変。
私;『ご自宅ですよ。』
降ろそうとするも、身体半分を後部ドアに挟んでドアを閉めさせよとしない。
何とか宥めつつ玄関先まで連れて行き、ドアを開けて中に入れるも、
お客様;『クレジットカードを持ってくるから待ってろよ。遠くの街へ飲みに行く。』
私;<真っ平御免だね。タイミングを図って逃げよう。>
と宥め透かしながらも更に随分と時間を費やして、漸くにトンズラをすることが出来て、
私;『サア。捕まらない内に、タクシーで逃げるゾ!!!。』
この後、状況報告して帰路に着いた。
が、
私;『お釣りを頂戴したが、こんなに時間を要しては、割に合わないよ。』
そんなこんなの本日のラストとなったお客様は、何と万収の男女二人連れ。
お乗りして行き先をお聞きすると、
私;<オイオイ。泥酔状態の女性が最後かよ。男性のお客様が介抱して最後まで付き添ってくれないかな。>
こちらから提案するのも変なので、ジッと様子を伺っていると、我が期待に応えるかの如くに、
お客様(女);『私の家まで一緒に行ってくれない。』
と男性にお願いをしたので、
私;『それでは、女性のご自宅に直行すれば宜しいですね。』
男性の道案内のおかげで走行。
ところが、
私;<え!。この急坂を登るの!?。>
段々と不安な路面状況へ突入。
私;『この路面の黒い個所は、凍結の可能性がありますね。』
お客様(男);『ブラックアイスバーンは、怖いですね。』
更に、道路が狭くなり、路面に雪がある片側が崖下の状態に突入。
私;<帰りも怖い!。>
何とか無事に女性のお客様を終えて、一路男性のお客様のご自宅へ。
お客様(男);『私も以前、あの路で道下に落とした事があります。怖いですよね。』
そんな会話をしつつも無事に現着。
女性のお客様が降りられる時に置いて行かれた万札に+αして完結。
この時間は、深夜3時前。
これが、本日の締めのお客様となって、
私;『ここまでの売上があれば、充分。』
配車担当から帰庫の指示。
だが、
班長H;『私も勘違いして早めに帰庫の指示を出してしまったね。』
謝罪されたが、
私;『どうせ暇だから良いですよ。』
無事に、色々有ったが無事に帰宅。
本日の売上;ノルマの78%
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