私:『地元のローカル新聞に、乗り合いタクシーに関しての記事がありましたね。』
始業前点呼の時に、ふと班長に話してみた。
この業務は、かつて私も此の会社を辞める前に従事していた。
班長K:『そう、行政よりの依頼で増員している。が、我が社では要員に空きが無いので、他社が対応した。』
私:『でも、数年先には、今に従事しているドライバー達も引退時を迎えますね。』
班長K:『・・・』
私:『我が社は、どうするのでしょうかね。』
私:<私は、二度と御免だしね。>
そんな今夜も、私は地元の営業エリアの乗務担当。
その私の役目は、歩合給ドライバーの手が入らない場所へのサポート。
そして、JR駅前で待機していると、若い女性お二人様が私のタクシーに近寄って来られた。
私が、後部ドアを開けて乗車案内。
お客様A:『近くて済みませんが、XXXへお願いします。』
ここは若い世代を良くお送りする施設。
予想通りに三桁で到着。
お客様A:『すみませんが、少し待っていただけないでしょうか?。』
とのご依頼。
詳細をお聞きすると、JR駅で電車に乗りたいとのこと。
私:『宜しいですよ。』
とその旨を会社へも連絡して、メーターを切って待機。
ところが、まもなくしてお二人様が出て来られた。
お客様A:『すみません。中に知り合いがいて、送ってもらえることになりました。お待たせしてすみませんでしたが。』
とのことで、キャンセル。
ところが、別の話しが始まった。
お客様A:『私、バイトをしたいのですが、タクシードライバーはどうなんでしょうか?。』
突然の思いがけない話題。
私:『是非ともご検討くださいね。』
私:<バイトと言わずに、我が社に来ないかな。>
我が社の求人チラシをお渡しての勧誘。
私:『会社の名刺をお渡してしますね。』
お客様A:『名刺に、運転手さんのお名前も書いて貰えますか。』
と、諸々をお渡ししての完結。
私:『こんな笑顔の素敵な若い女性に、我が社に入って貰えると、会社のイメージが刷新されると思うのだが。』
そんなこんなで、いつもの如くに深夜も押してくると人の気配が絶えて、
私:『今週のラストの乗務も、早上がりだ。』
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