勤務時間:17:00~03:00
今月度の売上を日々チェックしているが、
私;『今日までの売上は、昨年同時期と比較して落ちている。このまま行けば、歩合はマイナスだぞ!。』
と不安な心境で乗務開始。
そんな時に遭遇した高齢の女性のお客様。
私;<大きな荷物を抱えているから余所から来られた方かな。>
と、目的地を確認すると住所を言われて来た。
私;<ナビを個人装備しておいて助かった。>
しかし、更にお話しをお聞きすると、
お客様;『このお宅は、最近新しい場所へ引っ越した様です。私は、東京から来て様子が解からないのです。』
私;<あちゃ。ちょっと不安。>
と感じつつもナビを頼りに進行。
私;『それではナビのルートで参りますね。』
ナビの指す道へ進んで行くと、林の中へTAXIは入って行く。
私;<本当にこんな所に家があるの?。>
と思いつつも更に進行して行くと、
私;<あ!。家の明かりが見えて来た。>
と、安堵して現着。
お客様;『ありがとうございました。』
目出度く完結。
ところが、その後に屯でもない客に遭遇。
寿司屋さんへお迎えに行くと、調子の軽そうな高齢の男性のお客様がお乗りなって来た。
目的地を確認して発車。
その道中も話しも弾み無事?に現着。
すると、後席でゴソゴソと何か探し物をする気配。
お客様;『寿司屋に財布を忘れて来た。』
と言いつつ彼方此方と探し回っている。が、無さそう。
私;<え?。金が無い?。また、厄介な客に遭遇してしまったな。>
すると、
お客様;『私の家はこの近くで、お宅の営業所長の近くに住んでいる者だが。』
と言って何処かに携帯電話で連絡を取り始めた。
私;<更に話しがややこしくなって来たな。ツケにする気だな。>
ところが、携帯電話では何処にも連絡が取れなかった様で、
お客様;『荷物を置いて行くから、お金を家に取りに行ってくるから待っていて。』
私;<初めからそうすれば無駄な時間を費やさなかったのにな。>
暫くして無事に戻って来て漸くに清算。
降り際に
お客様;『こんな恥をかいたのは、初めてだ。』
と一言。
私;<私もこんな面倒な客は、初めてだ。>
と、自分の運の無さに嘆きつつも完結。
今日もこんな調子でノルマ・クリア出来ずにお仕舞い。
本日の売上;ノルマの88%
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