勤務時間:17:00~04:00
班長;『先週の金曜日は忙しかったから、今日も期待出来るかも。』
こんな始業点呼での甘い言葉に惑わされて、
私;<最近の歩合のマイナスを挽回したいな。>
期待を込めて出庫。
ところが、一本目のワンメ&割引をこなしてみると、
私;『あれ!。何処のタクシー乗り場も満車で、着ける場所がない。これは、あの甘い言葉は、信じられない雲行きだ。』
仕方なく現着していた総合病院のお客様の来る確率が到底に低い夕方の病院のタクシー乗り場で只管待機。
私;<此方方面の配車が来る事を祈るのみ。>
ジッとお祈りしていると、タクシー後方からキャリーバッグを持ったビジネスマン風の方が歩いて来る。
私;<お祈りの効果が出たな。>
と、ドアーを開けてご乗車いただくと、
お客様;『近くてすみませんが~。』
場所をお聞きすると、
私;<確かに近い。が、こんな時は、近くても嬉しい。>
私;『お近くてもご遠慮なくどうぞ。』
と直ぐに発車。
当然の如くに、さしたる時間も掛らずに現着。
その後、漸く人の来そうなタクシー乗り場へ着ける。
しかし、ここも暇。
私;『今夜は、何処も暇か。』
その後は、配車が掛かってお迎えに行っても散々に待たされてもワンメばかり。
そんな夜にタクシー乗り場で客待ちしていると、危なそうなオーラを発した男性が此方に向かって歩いて来る。
私;<注意!。>
お客様;『◯◯◯を知っている?。』
個人宅のお名前を聞いて来られた。
私;<お!。あの人か!。>
この名前が出ただけで、ある程度の地理&ルートは把握できた。
私;『なから(方言)わかります。』
お客様;『じゃ、お願い。』
トラブルの無い様に右折ポイントも、
私;『こちらを右折で宜しいですね。』
と、道中のお客様は発車直後に寝てしまわれていたが起こして確認、無事に現着。
何と釣り銭¥200円をチップでいただいた。
しかも、本日のチップ総額;¥1,320円也。
本日の売上は予想をかなり下回ったが、結果オーライ。
帰庫すると、
同僚;『明日の夜は、忙しいぞ。』
淡い期待を抱かせて帰って行かれた。
本日の売上;ノルマの95%
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