2015年3月6日(金) 乗務
お客様;『自宅まで』
私;『すみません。私は、入社したばかりですので、教えていただけますでしょうか。』
この様なお客様に度々遭遇します。
しかし、先方さんから見れば良く当社を利用されておられるのでしょうが、私から見れば年に滅多に遭遇しないお客様。
そんな時は、常にこのセリフ。
中にはこのセリフが通用しないお客様もいらっしゃいますが。
私;<物事を一度で覚える事が出来れば、別の人生を歩んでいるヨ。>
そんな不満を感じつつ、無事にお客様をご自宅までお送りして終了。
その後、客待ちしていると前の方でかなりの泥酔者がうろうろしている。
私;『私のタクシーには近づいて欲しくないナ。』
そんな心配を無視するかの様に
私;<あちゃ(悲)。 私のタクシーに乗って来た。>
目的地をお聞きすると、比較的近く。
私;<大丈夫かな。>
泥酔のお客様は、直ぐに後部シートに寝てしまった。
こんな時には、苦労がつきものだが何とかトラブルなく到着。
しかし、
私;<乗車料金はワンメーターか(悲)。でも、車内を汚されなかったでけでも良いか。>
気を取り直して次のお客様へ。
最後のお客様を会社の配車でお迎えに伺うと、なかなか出て来ない。
私;『狭い飲み屋街の路上での長時間停車は、トラブルの元だから、嫌だね。』
何台かの通過する車の為にタクシーの移動を繰り返していると漸く出てきた。
目的地をお伺いすると、
お客様;『余り持ち金が無いのですが。』
私;<散々に待ってこの状態か(悲)。>
私;『予算は幾らでしょうか。』
お客様;『¥6,500円まで』
私;『その金額では難しいですが、何とか頑張ります。』
私;<金が無かったら、その時に考えよう。>
発車した途端に、
お客様;『寝て良いかな。』
私;『その周辺の土地不案内ですので、近くなったらお声掛けします。』
と、最短ルートで向う。
そして、目的地近くになって来たので、お客様を起こしてご自宅までご案内すると、何と大型犬が放し飼いになっている。
人懐っこく車から離れない。困った。
お客様;『非常識な輩がいるな。深夜に放し飼いとは。』
私;『飼い犬を轢くと大変ですので、気をつけてまいります。』
何とか無事故でご案内して乗車料金¥7,980円で、最後の乗務を終了。
最終成果のお陰もあり、本日はノルマの倍となり安堵。
私;『また明日の土曜日に期待しよう。』
本日の売上;ノルマの215%
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