夜の配車担当;『土曜日の夜にタクシーを利用した人の母親から、タクシー代が高いと言うクレームが来た。』
出勤して始業前点呼を終えて事務所に顔を出すと、予想した通りの結果に遭遇。
私;『本人からではなく。しかも、母親ですか。』
20歳代前半の男の客なのに、情けなく感じてしまう。
私;『その泥酔者は、JR駅ではなく駅前の吞み屋から乗ったのですよ。』
更に此方も興奮を覚える。
私;『しかも、その店で15分も待たされた挙句ですよ。』
夜の配車担当;『泥酔状態だったならば、乗せなければ良かったね。』
ずばり、その通り。
私;『事前に連れの人には”泥酔者は断り”と言ったのですが、出て来た状態を見て「大丈夫そうかな」と判断したのが間違いでした。』
夜の配車担当;『こんな時間だから電話掛けて来た人には「翌日の昼間の事務員が居る時に電話」くれる様に依頼した。』
私;『ありがとうございます。』
そして、翌日。
事務所に顔を出すと、
事務員;『今日、今度はお父さんから電話がありました。私が状況を説明すると「お手数をお掛けして申し訳ございませんでした」と謝罪があり、明日に支払いに来てくれるとのこと。』
私;『良かった。万が一にも、こじれる場合は、一度警察署に行き警察官が立ち合いましたので履歴が残っているはずです。』
更に説明を加えて、
私;『目的地に到着して何度もお声がけしても起きずに、挙句の果てに、車内の備品を壊そうとしました。それで、警察署に行きました。漸く其処で客はうっすらと目を覚ました。その後、警察署での引き取りを拒否されたので、最初の目的地に向かいました。』
事務員;『大変だったのですね。』
私;『その客は目的地のコンビニのATMから店内、そして、店の外の広範囲とゲロをして、店員さんが対処していました。それで、そのゲロ犯に「翌日にコンビニに謝罪に来てくださいね」と言っておきました。店員さんも「そうしてください」とのこと。』
しかし、若き我が身を振り返ると、
私;<若い時の私が泥酔した時には、今回以上に酷く、多くの人に迷惑を掛けたね(ニガ笑)。>
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