私;『営業時間短縮要請が出ているから当直乗務は、駄目だろうね。』
諦めモードでの出庫。
そんな初っ端のお客様は、
私;『この家の方は、時間予約の配車でもいつも遅れて出て来るかなあ。』
予約時間の5分前にインターホンを押下しても家の中からの返答無し。
故に、辛抱するのみ。
すると、予約時間を5分過ぎて漸く現れた。
お客様;『声を掛けていただいた?。』
私;『ハイ。インターホンを押下しましたが。』
お客様;『すみませんでした。』
私;<なかなか出て来ないのは、いつものことですよ。>
そんな本日の行き先は、
お客様;『途中で一人を拾って行きたいので。』
私;<高齢者が新型コロナ感染拡大している現状で吞みに出るのは危険では。>
とは思うものの暇な夜にタクシー利用は有り難い。
そんな道中で、
お客様;『あ!。マスクを忘れてしまった。』
と言っているが、
私;<危険度の認識が低すぎるね。>
そんなこんなで目的のお店にご案内して締めて約¥1.4K円也。
私;<幸先は、まずまずだね。>
この後は、いつも三桁で現着する客の多いお店への配車。
現着して出て来られたお客様は、
私;<いつものお客様だね。>
と、割引の三桁にて完結。
この後もロングの期待出来ないお店への配車。
私;<この暇な夜に三桁の連荘は勘弁だがな。>
との思いが的中。
お客様(男);『近くてすみませんが。私の地元では断られる距離ですが。』
何と此のご時世に他県より来られたカップル。
私;<何たることだ。>
此処でUターンして直ぐ近くのコンビニに立ち寄り。
お客様(女);『ちょっと待っていてください。』
そんなこんなで出発地から目と鼻の先のビジネスホテルに到着。
そして、差し出されたのが千円札が3枚。
私;『千円札が2枚多いですが。それと、お釣りになりますが。』
お客様(男);『取っといて。』
私;『(え?)ありがとうございます。』
固辞したものの有り難く頂戴しての完結。
時間的にも吞み屋街は、20時を過ぎて暗くなって来た。
同僚;『何処の店も真っ暗だね。』
そんな営業時間短縮要請が出ている夜の街は、人の気配が途絶えて寂しいばかりで、
私;『夜のタクシーは、不要な感だね。』
同僚;『そう、もう帰りたいね。』
それでも、何処から湧いて来たのか散発的に酔った輩が出て来た。
同僚;『何処かの店に客がいるのだね。』
私;『去年は、そんな店から新型コロナ陽性者が出て来たからね。』
しかも、
私;『マスクをしてないし。我々が感染しそうで怖いね。』
こんな夜でも深夜零時を過ぎると、人の気配もパッタリと途絶えて、
私;『熟睡体制だね。』
朝にいつものジャンボタクシーの定期便のお仕事に有り付いて、
私;『このおかげで何とか此の売上になったが。』
終業点呼を終えた後に、担当車に久々のWAX掛けしての帰宅。
本日の売上;ノルマの60%
0 件のコメント:
コメントを投稿