私;『え?。LPG残が65?。いくら暇な日曜日の夜の当直乗務とは言え、これでは不安でしょ!。』
この事を始業前点呼で申告しても、
班長;『大丈夫。大丈夫。』
業これが文字通りの<他人事>。
私;<勘弁だよ。>
こんな出庫の一本目は、散々に待ってのグループ会社のエリアへ飛ばされた。
配車担当;『当直乗務の1台が遠くへ行ってしまったので。』
とのこと。
私;『何故に、初っ端からクレームを貰いそうな仕事に配車!。』
案の定、急ぎ現着すると、
お客様;『もう、散々に待っていたの。今、催促の電話をしたところ。』
もう、謝罪するのみ。
私;『申し訳ありません。こちらのタクシーが遠くへ行ってしまいましたので、私が応援で来ました。』
それで、行き先を伺う、
私;『すみませんが、こちらの地区に詳しくありませんので、教えていただけますでしょうか。』
すると、
お客様;『あなた、入ったばかり?。』
私;<応援で来て、何故にこんな嫌味を言われなければならない。>
辛抱しつつも無事に目的地にご案内。
そんな苦労をしても締めて約¥2K円弱。
私;<なんだかなぁ。>
その後、1時間程待機後に来た配車も、冴えないまま完結。
私;<厳しいなあ。>
ところが、この後の配車でお迎えに行った男性と女性のお二人様のお客様。
お客様(男性);『この子、タクシーが初めてなの。』
私;『あ、そうですか。これをご縁に今後とも宜しくお願い致します。』
普段よりも尚一層な運転に注意しつつご案内。
ルートについても、
私;『この先、ちょっと遠回りになりますが左折して直ぐに右折して行きますね。』
お客様(男性);『はい。この子になるべくタクシーに乗せてあげたい。』
と、
お客様(男性);『私も運転の仕事をしています。』
その結果は予想通りの30分弱は仕事が待ちの状態へ。
私;『あ、そうなんですか。』
お客様(男性);『この時期は、厳しいですけれどもね。』
そして、タクシー料金の¥千円余を請求すると、五千円札を差し出されて、
お客様(男性);『これで、三千円を貰えれば良いです。』
私;『いえいえ、これは頂き過ぎです。』
一旦に固辞するものの有り難く頂戴しての完結。
そして、この後の配車でお迎えに行った場所のお客様は、高速道路のPAへご案内。
お客様;『流石プロですね。地理に詳しいですね。』
私;『いえ、感と度胸です。』
お客様;『ハハハ。』
私;『此の先もお気をつけて。』
お見送りしての完結。
そんなこんなの深夜零時頃に配車されて行った家で出て来た小さくて汚いを抱えた外国人女性。
私;<この女は、あのクレーム女だ。>
過去に犬を抱えて乗り込もうとした客。
私;<あの時も”ゲージ”の件で揉めたな。あの時は、配車NGにして貰ったがなあ。>
同じ災難は御免なので、今回は静かに進行。
勿論、この方の自宅は把握済みなので、無言での現着。
当然、完結後は、プロ用除菌剤にて入念に除菌。
まだまだ臭い匂いが残ってはいるが諦め。
もう、直ぐに会社に戻り、
私;『今の客、私への配車はNGにしてください。私は、犬猫が嫌いですから。』
こんな嫌な経験をしても三桁の売上にガックシ。
ところが、この後にタクシー乗り場から乗り込みのお客様。
ご自宅へご案内の途中で、
お客様;『私は、トラック運転手をしています。運転手さんの様な丁寧な運転をすべきですね。』
とのお褒めの言葉。
私;『ありがとうございます。この時間帯は、酔っておられるお客様ばかりですから、慎重な運転に心掛けています。』
こんな嬉しい会話をしつつ締めて約¥千円余にて完結。
この後は完璧に仕事が無くなり、夜明けに1本とジャンボタクシーの定期便の仕事にて、
私;『夜にハンドルを握る度に歩合マイナスが膨らんで行くね。』
泣きの帰庫。
本日の売上;ノルマの43%
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