貰い事故での通院も終了しての通常の身体にての乗務。
だが、
整形外科医院の先生;『完治しないから、一生この身体とのお付き合い。』
との厳しいお言葉にての新型コロナ禍によるまだまだ継続中の稼働台数調整中の当直勤務。
同僚A;『明日が祝日だから、今夜は人が多く出て来そう。』
私;『しかし、工場系は、ラインを止めないから通常勤務の会社もある。』
同僚B;『それに、新型コロナ禍でいまだに休業中の店や、今夜は水曜日でお休みの店もあるしね。』
私;『どうなるやら。』
そんな今夜は、
同僚A;『今夜は、結構動くね。』
一本目がワンメからのスタート。
そして2本目のお客様は、
私;<え?。何故に、遠くまで行き戻るルート?。逆にすればタクシー料金が安くなるのにね。>
とは思うものの、
私;<これは、お客様同士の上下関係もあるから指示されたまま行くしかないね。>
と走行しての締めて約¥3.5K円也。
すると、この後がまたもやの三桁やショートの嵐。
私;『厳しいのう。』
だが、最近変わってきた人の様子は、
お客様;『久しぶりに夜に吞みに出てきたの。』
と言われる方々。
勿論、
お客様;『会社では禁止の指示が出ているのですが、段々とストレスが溜まってきて。』
最近、地元での新型コロナウィルス感染者が出ていない事も影響している。
その反面、
私;<この中には無症状の保菌者もいるであろうからタクシー運転手にとっては怖いね。>
そんな深夜零時過ぎた頃に配車。
取り敢えず難易度の高い配車先の方面に向かい走行していると、
配車担当;『行先、分かる?。』
私;『いえ。サッパリ。』
お客様についての話しを聞くと、何と事故を起こしての車がレッカー移動になる為のタクシー移動との事。
行き先については、急ぎ向かう途中で調べ様かと思っていた時での有り難いアドバイスに感謝。
この後も会社からの電話が入った。
配車担当;『レッカー車の到着が遅れる様だがどうする?。一旦、戻る?。』
との連絡。
私;『いえ。現場で待ちます。』
そんな急ぎ向かっている道中に、
私;『あれ?。後続車は、工事現場の信号機もしっかりと守り、ノンビリ走行だな。嫌な雰囲気。』
そんな事を思いつつ急行。
そして、途中でトイレ休憩の為に深夜の公衆便所に停車して後続車の様子を見ると、何と驚きの車を発見。
私;『おいおい。赤い回転灯を消したパトカーだったのか。通常であれば、確実に捕まっているよね。おそらくは事故現場に向かっているであろうパトカーで良かった。』
その後、事故現場を探しながら走行していると、あのパトカーを発見。
その警察官に声掛け。
私;『ここが事故現場か。』
警察官と当事者の話しを聞いていると、何と
私;『峠道で鹿との衝突事故か。気の毒にね。』
事故に遭遇したばかりの我が身にとっては、非常に気の毒に思う出来事。
この後、現場検証やレッカー移動手続きを終えて漸くの発車。
かれこれ配車が来てから約1時間。
私;『こんな仕事が、我が嘱託社員のやるべき事かな。』
そんな風に思う事にして、これからお客様のご自宅に向けて走行。
お客様;『自宅まで2万円も掛からないですよね。』
私;『任意保険の上限金額が、2万円ですか?。(私の場合も2万円だったな)』
お客様;『そうです。』
私;『大丈夫ですよ。それよりも、お身体は大丈夫ですか。』
お客様;『ありがとうございます。大丈夫です。』
私;『この峠道は、カモシカや群れの鹿が多いですからね。』
お客様;『この人家の多い所でも?。』
私;『この方面にお乗せしたお客様は、鹿との事故に遭遇された方が多いと言われたおりますよ。お身体が無事で良かったですね。』
この後は、ご自宅に向かうマニアックなルートを選択して、締めて約¥9K円弱にて完結。
私;<てっきり逆方向に行くのかと万収を期待していたがな>
深夜に貴重な体験をして現場エリアに復帰すると、
私;『あ。この時間帯になれば、稼働台数は2台だけだった。相方さんは、1台しか無かったから忙しかっただろうな。』
と思いつつ地元エリアに復帰してみても、既に客足が遠のいている状況で、午前5時頃には終焉となった。
そんなこんなの今夜の売上は、
私;『稼働台数調整して漸くノルマ・クリアだが、これがフル体制ならば、寂しい結果で終えているね。』
仮眠も取れずの疲れ一入での帰宅。
本日の売上;ノルマの110%
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