勤務時間:18:30~08:30
同僚;『明け方に帰宅しても、熟睡できない。寝て直ぐに夜が明けて明るくなってくる。』
などと呑気に話しをした夜遅くにとんでもないお客様に遭遇してしまった。
タクシー乗り場で客待ちしていると、中年カップルが乗られて来た。
目的地を伺うと、
私;<こんな日には嬉しい結構な遠くのお客様だ。>
喜び勇んで発車。
ところが、発車直後から後席でひそひそ話が聞こえてきた。
私;<え!。タクシーの中で、乳繰り合っているの?。かなわんな。>
と思い、当方はなるべく話し掛けるのを控えるのと共にミッションは”O/D OFF”にして出来るだけエンジン音を高くしての走行を心掛けた。
しかし、そうは言っても分岐間近になると、ルートの確認をする事は大事。
要所要所で確認をしつつも、連れの女性を最初にお送りする。
そんな女性のお客様は、ばつの悪そうな顔つきで降りて行かれた。
私;<やはり、後席で何かあったのかな。>
勘繰りつつも、最後に男性も目的地に何とか到着。
お客様;『クレジットカードでお願いします。』
ここまでは特に問題も無く粛々と手続きをする。
ところが、精算も終わりお客様が降りて行かれようとした時に、
お客様;『汚してしまってすみません。』
しかし指摘された後席を見ると、
私;<ギョエ!!!。凄まじいばかりの茶色の染みが広がっている。>
良く状況を観察していると、
私;<道中が静かだったのは、これが原因か。>
もうこうなると言葉も出ない。
そんな様子を見たのか、お客様はタクシーを降りて行かれた。
私;『それでも、シートカバーを交換すれば何とかなるかな。』
と淡い期待を描きつつも帰路に着く。
これが大きな間違いで有る事に、車内清掃の為に戻った車庫で思い知らされた。
私;『シート自体も駄目だ。これでは、このタクシーは使用不能だ。』
そんな被害甚大な状況で、この清掃作業に2時間余も要してしまった。
更に最悪な事に、
会社の配車担当;『この車は、数日間は使用不可だね。』
との結論に達した。
そんな状況下でも、ご指名2件に助けられて何とか売上も形になり乗務終了。
私;『しかし、なんだな~。』
本日の売上;ノルマの71%
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