2014年11月25日(火) 乗務
お客様;『今日は、世間では給料日。人出は、どうでした?』
今、そんな事を聞かれる迄、余りの暇ですっかり忘れておりました。
私;『今日は、人が少なく、タクシーは暇です。今度の金曜日が、忘年会で忙しくなるかと思います。』
と返事をすると共に、今週末での売上に期待をしよう!と本日の売上を諦めムードで充満。
こんな日に、ふと狭い道路脇を見ると、黒い小さな動く物を発見。スピードを落として良く見ると、何と狸。
私;『暇な時に、家族持ち?の狸を轢きたくないな。』
祈りつつ狸の横を静かに通過。何のショックも無く、無事に通過する事が出来た。
私;『こんな調子に今日もトラブルを回避して行きたいね。』
会社よりの配車。
お客様をお迎えに行くと、泥酔者と介助する男性二人組の方が階段を下りてきた。
私;『お電話をいただいたお客様でしょうか。』
とお声掛けすると、まさにそのお客様方でした。
しかし、その泥酔者の方は、見覚えのある過去の嫌な記憶が甦ってきそうな雰囲気が溢れて来た。
案の定、タクシーに乗って来られた方は、泥酔者の方だけでした。
しかし、幸いな事に行き先は、極めて近い所。
私;<近くで助かったな。>
と、ひたすらノートラブルで降りられる事を祈りつつ、目的地に到着。
私;『\〇〇〇(三桁)になります。』
お客様;『ちょっと待ってて。』
私;<なんだ着払いか。>
だが、泥酔しているから再びお金を持って来るのを諦めつつ待っていると、奥様がお金を持って来られた。
奥様;『すみません。大きいのしか無くて。』
と差し出されたのが万札。
私;<お! 端数は、チップと言うかな!>
と期待して清算すると、端数まで受け取って行かれました。
私;『ノートラブルで終わった事で良しとしないと!』
と自分に言い聞かせて、次のお客様を捜しに発車。
運転している時間よりも、お客様を捜す時間の方が長い一日だった。
本日の売上;ノルマの58%。
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