2021年1月15日金曜日

2021年1月14日(木)

 ある業者;『まるでゴーストタウンだよ。』

吞み屋さんと取引のある業者の方がこんな表現をしていた。
私;『そんな吞み屋さんばかりの夜の街では、我がタクシーの商売は尚更に厳しいですよ。』

そんな2本目のお客様は、
同僚;『あ~ア。可哀そうに。
と言われる程に、配車の内容からワンメと分かるお客様。
現着すると、何やら探し中。
私;<暫しの待機か。>
し様子を見ていると、
私;<もしや、財布が無い?。>
すると、このお店のママさんが、
ママさん;『お金、これだけあれば、足りる?。
との事で、漸くにワンメのお店に向けて出発。
しかし、このお客様は、いつもお釣りはチップとして差し出される。
故に、
私;『いつも、ありがとうございます。』
いつもの様にお礼を述べて完結。

この後も、お馴染み様のワンメのお仕事。
今回もお釣りはチップとして頂戴して完結。

今夜は、こんな感じで千円か三桁ばかり。
私;『何かなあ。』

そんなこんなで、時間も深夜零時近くにタクシー乗り場からお乗りの男性のお客様。
お客様;『XXX会館方面へ。
と向かっていると、
私;<もしかすると。>
私;『XXX建築様でしょうか。』
お客様;『そうです。
私;『いつもご利用いただきありがとうございます。』
結局、ルートの説明の必要もなく現着。
清算を終えると、
お客様;『これで、寒い夜に温かいコーヒーでも呑んで。
との事で、お釣りに小銭を足してチップとして頂戴して完結。

その後、深夜零時半には、完璧に人も途絶えて、本日のタクシー乗務はお仕舞い。

そんなラストとなったタクシー乗り場からのお客様も、
私;<あの場所のご自宅だな。>
此の時間帯に行かれる方は、少ない。
故に、ルートの確認せずに走行。
そして、
私;『こちらで宜しいでしょうか。』
と、現着。
そして清算を終えると、
お客様;『お釣りは、取っといて。
との、いつもの様にチップを頂戴して完結。

そんな本日の走行距離は、
私;『なんとまあ悲惨な。実車時間よりも待機や回送時間の方が長かったからな。』

そして、朝方に、いつものジャンボタクシーの定期便を終えて、
私;『本日も歩合マイナスが増えたよ。』

だが、チップを計千円弱を頂戴してもこんな状態だが、
私;『私を指名してくれているお客様がおられる限り。如何なる事があろうとも”此の仕事は辞めない”。』
そんなこんなで帰宅。

 本日の売上;ノルマの54%

2021年1月13日水曜日

2021年1月12日(火)

今朝は、天気予報通りに、目が覚めると我が愛車が雪に覆われている。

私;『今冬初の雪道ドライブだな。要注意だね。』
そんな気持ちを引き締めて、トランクに約30Kg弱の重しを載せて出庫。

私;『おそらく此の雪でタクシー需要が多くなっているから、始業前点呼に行くと早く出させられるからノンビリと事務所に行こう。』
すると、案の定、事務所に顔を出すと、
配車担当;『早く出て。
真面な点呼もせずに即出庫。

その一発目は、
私;『本日の初っ端から此の急坂の途中に信号機のある交差点を通過せねばいけないのか。』
すると、予想通りに信号機が赤に変わってしまった。
しかも、今回はお客様をお乗せしているので余計に気を使う。
私;<オイオイ(悩)。早く信号機は青になれよ。>
坂道の途中で止まるとFR車のタクシーは登れなくなるので速度調整しつつも何とか無事に通過。
危険な箇所の一つである現場を無事に通過して無事故で完結。

この後は、こんな場面に何度か遭遇しつつ
私;『雪道の運転は、客を乗せてはシンドイね。』

そんな時に総合病院への配車。
私;『あれ?。もしや此のお客様は、いつも指名してくれている方かな。』
最近は、新型コロナ禍で稼働台数調整の影響で遭遇する事が極めて少なくなったが。
雪道に留意しつつ到着。
すると、
私;『ビンゴ。』
そして、手押し車や薬他を乗せて
私;『ご自宅で宜しいですね。』
と、発車。
その道中、
お客様;『指名しても、いつもいないから。今度、指名したいので、乗務の日を教えて。
私;『申し訳ありません。』
どうも私は、他のドライバーからは嫌がられるお客様に好かれる感じがある。
あるスナックのママさん曰く
スナックのママさん;「嫌な客でも、その方々からお金を頂戴して成り立っている商売だからね。」
しかし、このお客様も私にとっては大事なお客様。
道中、会話をしつつ無事にご自宅にご案内。
締めて運転免許証返納割にて約¥2K円にて完結。

その後も、配車担当の能力不足が重なり、とんでもなく遠くへの配車ばかり。
私;『この雪道で急ぐことも出来ないしね。シンドイ。』
他の業界で配車を担当した事もある我が身、
私;『配車の大変さは、わかるが。それにしても、酷い配車だ。』
遠くから行ってもショートのお客様では、尚更にシンドイ。

結局、昼休憩を取るのが遅くなり、我が方から強制取得。
私;『これが完結したら昼休憩に入ります。』

そして、この後は、
私;『ギョエ。この家への進入路は、除雪してあるのかな。』
抱きつつ現地に着くと、
私;『やはり、除雪してない。道と畑の区別が付かないゾ。』

怖い思いをしつつも、その後に来た配車。
私;『こんな天気でも葬儀は、あるからね。』
と、坂の上にある葬儀場にルートを気を付けつつ現着。
すると、そんな行き先は、
私;<お。日が落ちて、路面が凍結し始めた此の時間帯に、そんな山の上へ行くのか。>
しかも、今は、帰宅時間帯でもあり、道路は混雑気味。
私;<さてさて。と?。>
ルートに難儀しつつも走行していると、
お客様;『来る時は、娘が送ってくれたけれども「帰りは凍結して怖いから嫌」と言われたので、帰りにタクシーをお願いしたの。
との事。
その後は、お客様のご自宅を別のお客様と勘違いしてルート・ミス。
私;『申し訳ありません。他のお客様と勘違いして、別の道を来てしまいました。』
お客様;『いえ。私がきちんと説明しなかったのがいけないの。
そんな謝罪をしつつ走行していると、
私;<お!。この道、曲がりくねって、更に、路面凍結が始まっているよ。>
充分に気を引き締めて無事にご自宅にご案内。
締めて約¥4。8K円也。
翌朝のご予約を頂き完結。

夜になり、配車しても、タクシー乗り場でお客様を拾っても、
私;『三桁ばかりでは、どうしようもないね。』
路面凍結した夜の道の乗務しても、
私;『今日も、歩合マイナスが膨らんでいく(悲)。』
と、帰庫。

担当タクシーの凍結に留意しつつ洗車して帰宅。

 本日の売上;ノルマの85%

2021年1月11日月曜日

2021年1月11日(月)

私;『今日は、三連休の最終日だから、暇だろうな。』

完璧な諦めモードでの出庫。

配車担当;『2台口あるから早く出て。
と早く出されたのが、
私;『オイオイ。こんな時間に、この飲み屋!?。新型コロナウィルスが充満していそう。』
本来は、私が2台目なのだが、
同僚(1台目);『あの店、嫌なんだよね。
やむなく私が先頭車でお迎え。
私;<俺も、嫌なんだよね。この店は。>
散々に待たされて結局、約¥千円にて完結。

ところが、この後は、
私;『案の定、早く出ても暇だね。』
漸く来た配車は、
私;『オ!。このお客様は、パチンコ屋行きだ。』
私が遠くからのお迎えだからお客様をお待たせしての現着。
その行き先は、予想通りの行き先。
その後は無事に到着。
締めて約¥4K円強也。

その後は、待機時間の方が長い状態。
午後になり、更に暇なまま。
そんな時に先程のパチンコ屋への配車。
私;『今度は、何処へ帰るのかな。』
と現着すると、
お客様;『この先のセブンイレブンへお願いします。
との事。
そのまま該当のコンビニに間も無く到着と言う時に、
お客様;『先程のパチンコ屋に戻ってください。
お客様がセブンイレブンから出て来られたので、パチンコ屋へ向かおうとしたところが、
お客様;『すみませんが、此の先のセブンイレブンへ行ってもらえますか。
結局、二箇所のコンビニへ寄り、
私;<こんなにもパチンコ屋が好きなのか。>
彼方此方と巡り締めて約¥4.5K円也。
私;<暇な私には助かるが、何かなあ。>
世の中の不思議さを実感。

この後は、驚きの行き先。
私;『今日は、ゴルフコンペでもあったのでしょうか。』
とお尋ねする程の男性グループの居られたお店のお客様。
お客様;『いや、偶然に会って盛り上がって。
との事で、車を置いてある場所までのご案内。
締めて約¥2.5K円弱也。

この後は、締めて約¥千円也。
そして、
私;『乗務する度に歩合のマイナスが膨れ上がってくる。たまらないね。』
本日も歩合マイナスにて帰宅。

 本日の売上;ノルマの80%

2021年1月9日土曜日

2021年1月8日(金)

この何か月もの間、ずっと悩んでいたことがある。

私;『このままで行くと、歩合が今年度は約△△¥10万円を超過するぞ。来年度も新型コロナ禍が静まる気配が無いから、来年度も歩合マイナス・スタートになりそう。どうすべきか?。』
退職して行った人や他の業種の人等々に聞いた結論は、
私;『私なりの仕事をすれば、良いか。「そのうち何とかなるだろう!」だね。』

これまで何か月も悩んでいた事も吹っ切っての出庫。
だが、
私;『やはり、連日に多くの陽性者が出ている状態の新型コロナ禍では、例年の賑やかさは無いね。』

出庫しても待機ばかりの状態。
私;『今日も、これではノルマ・クリアならずだな(泣)。』

そんな時にバスターミナルへ配車。
何と首都圏から来られた若い?女性のお迎え。
私;<オイオイ。こんな時に、新型コロナウィルスを田舎に持ち込むなヨ。>
デカいスーツケースをお持ちなのでトランクを開けて荷物を積み込もうとすると、
お客様;『あ!。良いです。後部座席の上で。
と、サッサとシートカバーを交換したばかりのシートの上にデカいスーツケースを載せてしまった。
私;<オイオイ!!!。新型コロナウィルスを後部座席のシートカバーに塗り付けるなよ!!!。>
こう言う輩は、自分の車でも同じ事をするのか聞いてみたいものだ。

しかし、こんな日、花金のはずが吞み屋街も寂し気。
そんな状況なので、お店の早仕舞いも多い。

その後に、ミドル級にも遭遇したが、些か人の気配が途絶えてから1時間程経った頃に思いがけないエリアへの配車が来た。
配車担当;『二つ先の町の店;XXXの近くのセブンイレブンへ。
何と深夜に約14Km先へのお迎え。
しかも、その先のお客様をご案内するお店は、
私;『オイオイ。この時間に其の店に案内する客とは、大丈夫かな。泥酔者ではないかな?。』
何かしきりと不安になって来る。
そんな不安を抱えたまま現着すると、お待ちのお客様は男女2名様。
私;<おや。大丈夫そう。
途中、話しの相槌を打ちつつも無事に現着。
すると、万札を出されて来られた。
お客様;『お釣りは、取っといて。
と、驚きの言葉。
私;『いえ。これは頂き過ぎです。』
と固辞するものの、結局何がご機嫌だったのかが不明なのだが、約¥3K円余のチップを有り難く頂戴して完結。

ところが、このお客様方が本日のラストのお客様となり、
私;『やはり、本日の歩合マイナス確定!。』
それでも、そんな事は気にせずに帰庫。

私;『どうあがいても世間が厳しいのだからしょうがないね。』
あっけらかんと帰宅。

 本日の売上;ノルマの77%

2021年1月5日火曜日

2021年1月5日(火)

私;『大晦日の件のトラブルで、会社から何か言われたら会社を辞めるから。』

と、女房へ言い出社。
女房;『そのお迎えに行ったドライバーの人も上手くかわせば良いのにね。』
こんな事で最近は熟睡できないまま。

そんな最初のお客様は、
私;『私にとっては、久しぶりに行くお客様だな。』
と、時間予約でご自宅に到着してお声掛け。
すると、玄関から出て来られたのは、
私;<え!。このご時世で、東京へ帰京!?。勘弁だな。>
田舎から正月を明けて帰られる若者の高速バス停へのご案内。
無事に高速バスに間に合わない約¥2K円にて完結。

この後は、
私;『このマンションへのお迎えも久しぶりだな。』
このお客様の行き先は、お勤め先。
しかし、このお客様は、話し掛けても余り反応が無いので、こちらも静かにご案内。
これまた無事に約¥2.4K円にて完結。

こんな昼間は、然程に忙しくない。
私;『年明けも厳しいねえ。どうなるやら。』

それでも、JR駅前で他社2台と私1台で待機していると、若い女性が私のタクシーに乗って来られたり、また、
お客様;『荷物を運んでいただいてありがとうございます。
当たり前の事をしたまでなのにチップもいただいたりと、
私;『何か良い事もあるものだ。』

やはり、今日も
私;『ノルマ・クリアは、無理だったねえ。益々歩合のマイナスが増えていく。』
歩合の挽回は、完璧に諦めて帰庫。

そして、事務所に戻り、近くの班長に大晦日のトラブルの対応を聞くと、
T班長;『その件は、I役員も客の対応に呆れて放置気味だよ。』
不思議な成り行きに半ば安堵しての帰宅。
そんな事を女房を報告。
すると、
女房;『心配していた。良かったね。
私;『これで辞めずに今の仕事を継続だ。この稼業は、自分自身では合っていないと思っていたが、私を指名してくれているお客様もいるしね。』
何か変な2021年のスタートとなった。

 本日の売上;ノルマの84%

2021年1月3日日曜日

2021年1月2日(土)

本年最初の乗務。


事務所に顔を出すと、
私;『あれ?。課長の机の上に、印刷物と私の名前が記載してあるが?。』
と、その内容を見ると、
私;『あ!。大晦日のあのお得意様でのやり取りの件か!。』
完璧に始末書を覚悟。
私;『こりゃあ、課長にお𠮟りを受けるね。』
始業前点呼を終えて出庫するものの、些か気分も良くない。
こんな状況では、帰りたくなる。
そんな気持ちを抑えつつ乗務を継続。

こんな日に限って、いつもはあり付かない少し遠い医院への時間予約の配車。
私;『路面凍結に注意しなければならないね。』
慎重に、かつ、予約時間厳守に心掛けて無事に現着。
お客様も現れて行き先をお聞きして発車。
発車間も無くにルートの確認をすると、
お客様;『ありがとうございます。そんなところ迄お気遣いを頂いて。』
そして、私個人的には夜には通りたくない山の中の暗く狭く、幽霊が出る噂のある橋を通過するルートに決定して走行。
私;『お客様によっては、この橋を通るのは嫌がるお客様が居られますね。』
お客様;『そうですか。
そんな話しをしつつ無事にご自宅に到着。
私;<何か前の乗務と同じ流れ?。>
嫌な流れからの気分も重く本年もスタート。

そんな今日は、動く気持ちも起こらないので、手近なタクシー乗り場に着けて待機。
そんな後は、約1時間も待っての三桁ばかり。
私;『おいおい。今夜もか(´;ω;`)。』

そして、時間も21時近くに飲み屋へ配車。
私;『このお店のお客様は、近くはいないからね。』
まずまずの売上を期待を込めて現着。
すると出て来られたお客様は、
お客様;『XXX区へ。
私;『かしこまりました。』
と、具体的な場所はおいおい確認するとして発車。
ところが、その道中の会話から
私;<あ!。このお客様は、あの場所の方だ。>
もう、その後は具体的な場所をお聞きする事無く、チップは無いが、無事にご自宅に到着。
締めて約¥1.2K円也。
私;<ムムム。>

深夜零時近くなると、ミドル級の単価に遭遇する様にはなったが、
私;<1時間に1本でなあ。>

更に、時間も深夜1時を過ぎて来ると、
私;『人もいないし、店も暗い処ばかりだよ。』

散発的に出没する人ばかり。
私;<ゲリラ的に出没されてのでは身体が持たないヨ。>

そんなこんなで、心身共にクタクタで帰庫。
私;『ロクな1年になりそうもないね。
と、2021年がスタート。

 本日の売上;ノルマの90%