2025年12月20日土曜日

イライラしていると、釣り銭勘定を間違えてしまったよ

  お客様(高齢の女性);『コンビニでおでんを買ってお金が無いので、到着してからお金を部屋まで取りに行くので待っていて。

コンビニへの配車。
だが、夕方の混み合うコンビニの駐車場、
私;『あれ?。客(女性)は誰?。それらしき人物は、あのお婆さんしかないが。
乗る気配は、
私;『乗るなら早く来いよ。
と全く気配無し。
やむを得ず、他の人かと店内に探しに行くも、
私;『やはり、あのお婆さんしかいないね。
と、お婆さんの周辺をウロウロすると、
お客様;『遅かったね。
との意外な返事が返って来た。
私;『金曜日で道路が混んでいましたので。

そんなこんなで目的地を確認すると、
私;<アパート名を言われても知らないよ。
と、ここで我が社備忘録を取り出して行き先のアパートを確認。
私;<あのアパートか。タクシー代は、千円程だね。
発進しようとすると、
お客様;『おでんをコンビニで買ったの。
お客様;『車内にこぼさないようにするから。
私;<万が一にも汁を車内にこぼしたならば、クリーニング代を頂戴します。
ところが、更に驚きに発言。
お客様;『おでんをコンビニで買ったらタクシー代がなくなったの。
お客様;『お金をアパートに取りに行くので、到着しても暫く待っていて。
私;<おいおい。コンビニで買い物をしたら、帰路のタクシー代の備えも考慮しろよ。
もうこの時点で、
私;<イライラする事ばかりだね。
その後、発進して程なくして現着。
お客様;『部屋まで行って来るので待っていて
そして、タクシーを降りて行かれた。
が、
私;<ここで逃げられては溜まらないからね。
客の後を追っかけて行く。
ところが、
なかなか部屋に入ろうとしない。
私;<おいおい。これじゃあ。歩合給ドライバーではなく、遠くに居た時間給の我が身に配車が来るはずだ。
暫し玄関に入って待機して出されたのが、
私;<万札かよ。
早く完結して帰路に着きたい気持ちが一杯。
我が気持ちに余裕が無くなり、ここで釣り銭の勘定を間違えてしまった。
これに気が付いたのが車内に戻った後。
私;『あ!!!。千円札を1枚多く渡し過ぎた。かと言っても、これから部屋に戻っても誤魔化されるだけだしね。
ここで、
私;『自己負担確定。

ところが、此の後に大きなドラマが展開。
JR駅前で競合他社タクシー2台の後で待機中。
私;『1台目に客か。
しかし、
私;『客と話しをしたが、乗せずに発車してしまった?。』
そして2台目。
私;『あれ?。2台目も乗せないぞ?。』
そして我が3台目。
お客様;『前のタクシーに断られてしまったよ。』
お客様;『途中二箇所に寄ってから行きたいのだが?。』
お客様;『前のタクシー運転手にそれを言ったら「ダメダメ」と言われてしまった。』
私;『大丈夫ですよ。但し、お待ちしている間もメーターは回ったままですが。』
お客様;『ハイ。良いですよ。』
メーター料金は期待感持てないが、発進。
途中、我がタクドラ稼業では初となる経由地にも寄り、無事に到着。
私;『ありがとうございます。』
タクシー料金の千円余を提示すると、
お客様;『助かりました。』
千円札を3枚を提示されてきた。
私;『これは多すぎます。』
れて固辞するものの温かく頂戴しての完結。

私;『世の中、悪い事ばかりではないね。』

2025年12月18日木曜日

夜のタクシー乗務員

 お客様;『日曜日の夜に御社に電話をしたら断られたことがあるのよ。

少し離れたJR駅にお迎えの配車。
私;『以前にもお乗せしたことがある女性のお客様だね。
既に電車が到着されていて寒風吹く中でお待ちされていた。
私;『寒い中をお待たせしました。
そして、目的地とルートの確認をして発車。
すると、その道中、
お客様;『以前に断られたことがあります。日曜日の夜7時過ぎに、タクシーをお願いしようと電話したのですが、「今夜の営業は終わっています」と言われて、やむを得ず他のタクシー会社に電話をしたの。すると、快く了承されたことがあります。
とのこと。
私;<お。私の前のタクシー会社だ。
私;『申し訳ありません。それは昔の事ですね。
と確認すると、
お客様;『いえ。今年に入ってからのことよ。
何とも驚きの言葉。
しかし、一番の悔しさは、
私;<癪に障るね。前のタクシー会社に仕事を取られたのか。

帰庫後に、本件を確認すると、
配車担当;『日曜日の夜の乗務員が補充できないことがある。そんな時には断るしかない
何とも厳しき現実。
私;『そうですよね。この忙しくない此の街では、歩合給ドライバーを配置出来ないからね。
配車担当;『月給制&時間給のドライバーにも数に限りがある。全ての曜日には対応出来ない事も発生する
私;『夜のタクシー乗務員は、今後を如何に考えているのかな。段々と高齢化してきている。』

2025年12月6日土曜日

あれ?。使用車両の鍵がない!

;『今日は、始めの頃は「今夜も然程の事ではなさそう」と思っていたのだがね

今夜の歩く人達の特徴は、
私;『グループが多いね。忘年会か。
だが、吞み会の前は、それぞれが目的のお店に移動。
私;『まあ、時間給の我が身には、”売上の如何”は興味なき事
私;『配車の指示のまま動くのみ。
だが、ここで課題が発生。
私;『忙しくても、暇でも、時間給だから我が給料には全く関係なし。
前に良く指名していただいたお店、お客様からのお声掛けも皆無に近い。
私;『ヤル気の維持が課題。
そんなこんなで、帰庫。
ところが、使用車両の洗車を終えて日報の締め。
そして、自分の荷物を片付けている内に、
私;『あれ?。車の鍵が無いヨ。
動いた周辺の路面を探しても
私;『無い。
車内に落ちているかと思い探すも
私;『無い。』
やむを得ず
私;『しょうがない。納金して、終業点呼を終えてから探そう。』
諸々を終えて、タイムカード打刻して全てを終えてから
私;『おいおい。車の鍵を無くしたら大問題だぞ。』
だが、
私;『地面に落ちた音がしなかったから、恐らくは荷物の中だ。』
彼方此方と探すこと暫し。
私;『!。有った!。』
私;『安堵。』

2025年11月22日土曜日

映画「東京タクシー」を見て来た

 女房;『最後、泣けてしまった

夫婦割引を利用して映画を見て来た。

私;『パリ・タクシーを見た感動とは少し違う感情が湧いて来たよ。
女房;『パリ・タクシーも良かったけれどね
私;『俺のタクシードライバー稼業は、リーマンショックでやむを得ずに始めた仕事だが、この仕事に付いて良かったと今は思える。
私;『だが、これまでの道のりは険しかったけどね(笑)。
2度のタクシー会社転職は、今になれば良き結果かと。
こんなにも厄介だったにも関わらずに、
私;『これからも細く長くだよね。

しかし、この映画の始めの箇所での映像で、
私;『え!。一日の日報に記載した売上が¥3万余円か?。これで個人タクシーか?。
私;『我が田舎の法人タクシー運転手でもツライ&厳しい売上だぞい。
更に、
私;『厳しい経営状況を言うならば、もっとVIP車で個人タクシーをすべきかとね。』
私;『木村拓哉の愛車はINFINITYーに乗っているようだから営業車もVIP車での撮影しては如何かな。』
ふと、つまらない疑問が湧いた。
私;『そうすれば後部座席のお客様もロングドライブを快適に過ごせると思うがね。』
私;『出来れば私も好きな車で営業したいね。』

2025年11月21日金曜日

俺は、貴女方おばさん達のお抱え運転手ではないよ!

 配車担当;『今、お迎え先のお客様は食事中だから10分待って、とのこと

配車が来てお店へ時間予約で向かっている時にメッセージが来た。
私;『え!?。時間予約でしょ。”10分”ならば予約時間を過ぎるよ?。
更に感じることは、
私;『ならば、予約時間を変更しろよ。
もう、怒りしか湧いてこない。
しかも、
私;『この店の多くが「なかなか出て来ない」との同僚間の評判。
通常ならば、予約時間が来たら
 メーターON
にするのであるが。
予想通りに、
私;『予約時間が5分以上過ぎたゾ。
それでも漸くに出て来たおばさん達2人組。
ところが、なかなかタクシーに乗らない。
流石にイライラ・モード。
散々に待たせてから何とか発車。
ところが、
発車して直ぐに、
おばさんA;『タバコを吸わせて貰います。
驚きの発言。
すかさず、
私;『車内禁煙です。
強く言っては見たが、時すでに遅し、
私;<タバコ臭い!。
私;<何なんだ!。
こんなにも厄介だったにも関わらずに、
私;<結局、タクシー料金は、¥千円余で完結か(泣)。

2025年11月20日木曜日

<止まれ>;道路標識と道路標示、いずれが優先?

 お客様;『此の先の信号機の無い交差点、こちら側には<止まれ>道路標識、交差する道路には<止まれ>道路標示。どちらが優先?。

良くお乗りいただくお客様。
今日もかなり酔っておられる。
この方は、泥酔状態でも良き酔い方で、道中でもいつもの如くに会話。
そんな時に出て来た疑問。
私;<そりゃあそうだなあ。流石は経営者だね。意外な事に疑問が湧くねえ。
私見であることを断って、
私;『この交差点は、見通しが悪いこともあり、両方が一旦停止すべきかと。
続けて、
私;『”だろう運転”ではなく、”かもしれない運転”が肝要かと。
すると、
お客様;『すると、相手を信用しない事?。
私;『そうですね
私;『今、自転車、バイクや歩行者は、交通ルールを守らない人が少なくないですからね
お客様;『そうだね。
そんな私も、これからも無事故でタクシードライバーを継続したい。

2025年11月14日金曜日

タクシーの時間予約

お客様A;『タクシー料金が、いつもより高いですが

このところ良くご利用いただくビジネスマンのグループの方々。
この日も出張先の会社への時間予約の配車。
私;『今日も出て来るのが遅いかな。また、出て来てもなかなか乗らないしね。だが、電車の発車時間は、待ってくれないよ。
訪問先の会社の正面玄関に着けて、事務所にお声掛けしての暫しの待機。
私;『今日も出て来るのが遅いか。しかし、今日はやけに遅い。
ここで、予約時間になったらメーターを入れるのが我が社の規則。
だが、このところ良くご利用いただく為に5分待ちして
私;『メーターON!。
声それからほどなくして現れた。
が、
私;『現れたがタクシーに乗りゃあしねえ。
イライラしつつ何とか発車。
その後は、いつものルートにて無事にJR駅に到着。
そして、清算を始めると、
私;<タクシー料金の事を言われるだろうな。
との予感的中。
と、ここで我が社の規則を説明。
それに納得していただいたのか否かは不明だが、お客様方はタクシーを降りて行かれた。
この事を会社へ報告。
配車担当;『ありがとうございます。次に電話が有った時に一言説明しなければいけないね。
これにて完結。

ところが、この夜遅くに居酒屋への配車で同様な事象が発生。
配車担当;『居酒屋XXX様、21時に予約がありますのでお願いします。
との事前情報。
このエリアの夜のタクシー稼働台数は、我一人。
故に、
私;『ならば、他のお客様に捕まれぬ様に、待機場所を移動だね。
その後、予約時間に配車先のお店に到着してお声掛けして待機。
すると、予約時間が迫った頃にお客様の一人が現れて
お客様A;『予約時間なのですが、少し待っていただけますか?。
との声掛け。
して、この時のお客様ご夫婦は、
私;『ハイ。宜しいですよ。但し、時間予約ですので、予約時間になりましたらメーターを入れさせていただきます
との当然の返答。
私;<女のグループで井戸端会議が長引くのは当然の事。予約時間には余裕を持てよ。
すると、予約時間が若干過ぎた頃にノンビリと現れた。
そんなこんなで、予約時間を若干過ぎてはいたが、ノンビリとメーターON

兎角、予約時間を指定しておいては、そんな時間を無視するタクシー利用者が少なくないのが現実。
私;『いずれにせよ。規則を厳密に遵守して、僅かな金額でのトラブルは御免だよ。

若手の同僚

同僚T;『いえ。私は、時間給ですよ

私が夜専属で乗務しているグループ会社の若手のドライバー。
この方は、入社も新しい方。
主に昼間の乗務。
私;『いずれは親会社のエリアへ異動ですよね。そうすれば、歩合給になりますね。今は、歩合給?。
そんな疑問を投げかけると、意外な返答に驚き。
同僚T;『異動の件は、曖昧なままです。
私;『異動した後も時間給のままでは、張り合いが無いですよ。
しかし、ここで普通に湧き上がる疑問。
私;<その若さで、この安い時間給の身で将来をどう考えているのかな。こんな給与では、家族を養っていけないよ。
でもね。
所詮は、当人が考える人生設計。
私;<他人が口出しすべきことではない。

2025年11月13日木曜日

新型コロナ?。インフルエンザ?。

;<おいおい。具合が悪いならば有休にしろよ

始業前点呼の為に事務所に顔輪を出すと珍しくマスクをしている係長が目に入った。
事務所の皆さんへ挨拶すると、
私;<ありゃりゃ。この人の声もおかしいゾ。
完璧なアウト。
私;<うつされたくないぞ。
私;<我が時間給の我が身が感染したら迷惑だよ

その後、一日の乗務を終えて事務所に戻ると、
別の係長;『彼には早退してもらったよ。他のドライバーにうつしたら困るからね。
私;『そりゃあそうだね。初めから出社すべきではなかった、と思うが。
別の係長;『その通り。
私も老いて体力も衰えて来たので、昔の様にバリバリと動ける年齢ではなくなってきた事を自覚しての乗務が寛容。
私;『日々無事故での乗務を心掛けねばね

2025年11月8日土曜日

指名しても「居ない」と言われるよ

 ;『すみません。地元での乗務は、金曜日のみです

以前に良く指名していただいたお店へ。
すると、お店のママさんからお声掛けいただいた。
が、
ママさん;『指名しようと会社に電話しても「居ない」と言われるよ。
との温かいクレーム。
私;『すみませんでした。平日の夜は、グループ会社のエリアで乗務しておりますので、こちらのエリアの対応が出来ません。
ママさん;『あ、そうなの。
更に、
私;『グループ会社のエリアは、前のタクシー会社の隣接地、かつ、そのエリアでのタクシードライバー高齢化で夜に乗務できるドライバーが不在で、私が行っております。
ママさん;『大変ね。
私;『ありがとうございます。また、次回もよろしくお願いいたします。
そして、この時のお客様ご夫婦は、
私;<過去に一回、指名をいただきお乗せした方だから、行き先は承知。
お客様(ご主人);『行き先は、分かる?。
私;『ハイ。分かります。
私;『XXX信号機を右折して、・・・。
と、ルートの確認をすると、
お客様(ご主人);『凄いね
道中、何らトラブル無く到着。
すると、
お客様(ご主人);『お釣りは、取っといて
千円未満を、一旦は固辞したが、チップとして頂戴して完結。

そんなこんなでの乗務も安堵の帰庫。