お客様(高齢の女性);『コンビニでおでんを買ってお金が無いので、到着してからお金を部屋まで取りに行くので待っていて。』
コンビニへの配車。
だが、夕方の混み合うコンビニの駐車場、
私;『あれ?。客(女性)は誰?。それらしき人物は、あのお婆さんしかないが。』
乗る気配は、
私;『乗るなら早く来いよ。』
と全く気配無し。
やむを得ず、他の人かと店内に探しに行くも、
私;『やはり、あのお婆さんしかいないね。』
と、お婆さんの周辺をウロウロすると、
お客様;『遅かったね。』
との意外な返事が返って来た。
私;『金曜日で道路が混んでいましたので。』
そんなこんなで目的地を確認すると、
私;<アパート名を言われても知らないよ。>
と、ここで我が社備忘録を取り出して行き先のアパートを確認。
私;<あのアパートか。タクシー代は、千円程だね。>
発進しようとすると、
お客様;『おでんをコンビニで買ったの。』
お客様;『車内にこぼさないようにするから。』
私;<万が一にも汁を車内にこぼしたならば、クリーニング代を頂戴します。>
ところが、更に驚きに発言。
お客様;『おでんをコンビニで買ったらタクシー代がなくなったの。』
お客様;『お金をアパートに取りに行くので、到着しても暫く待っていて。』
私;<おいおい。コンビニで買い物をしたら、帰路のタクシー代の備えも考慮しろよ。>
もうこの時点で、
私;<イライラする事ばかりだね。>
その後、発進して程なくして現着。
お客様;『部屋まで行って来るので待っていて。』
そして、タクシーを降りて行かれた。
が、
私;<ここで逃げられては溜まらないからね。>
客の後を追っかけて行く。
ところが、
なかなか部屋に入ろうとしない。
私;<おいおい。これじゃあ。歩合給ドライバーではなく、遠くに居た時間給の我が身に配車が来るはずだ。>
暫し玄関に入って待機して出されたのが、
私;<万札かよ。>
早く完結して帰路に着きたい気持ちが一杯。
我が気持ちに余裕が無くなり、ここで釣り銭の勘定を間違えてしまった。
これに気が付いたのが車内に戻った後。
私;『あ!!!。千円札を1枚多く渡し過ぎた。かと言っても、これから部屋に戻っても誤魔化されるだけだしね。』
ここで、
私;『自己負担確定。』
ところが、此の後に大きなドラマが展開。
JR駅前で競合他社タクシー2台の後で待機中。
私;『1台目に客か。』
しかし、
私;『客と話しをしたが、乗せずに発車してしまった?。』
そして2台目。
私;『あれ?。2台目も乗せないぞ?。』
そして我が3台目。
お客様;『前のタクシーに断られてしまったよ。』
お客様;『途中二箇所に寄ってから行きたいのだが?。』
お客様;『前のタクシー運転手にそれを言ったら「ダメダメ」と言われてしまった。』
私;『大丈夫ですよ。但し、お待ちしている間もメーターは回ったままですが。』
お客様;『ハイ。良いですよ。』
メーター料金は期待感持てないが、発進。
途中、我がタクドラ稼業では初となる経由地にも寄り、無事に到着。
私;『ありがとうございます。』
タクシー料金の千円余を提示すると、
お客様;『助かりました。』
千円札を3枚を提示されてきた。
私;『これは多すぎます。』
れて固辞するものの温かく頂戴しての完結。
私;『世の中、悪い事ばかりではないね。』
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