2023年4月25日火曜日

「他のドライバーさんから、入社半年目から有給休暇制度が導入になるはずだ、と聞いたのですが。」

事務員;『入社はいつでした?。』

私;<おいおい。そんな昔ではないし、新入社員なんで久しくなかったのだから、そのくらい覚えていて欲しいなあ。
それでも、入社日を答えると、
事務員;『3月21日から10日がついている。早速、有給休暇制度の登録手続きをしておくね。』
私;<え!?。先日の休みは、有給休暇として取得できたのか。>

何ともノンビリした会社。
全てに気長に対応せねば、ストレスが溜まりそうな会社。

「JRが事故で止まっているから、早く来てもらえないか。」

私;『またか。』

JRが事故で止まっている状況をスマホで確認。
すると、
私;『なんだよ。電話が来たのが14時過ぎだが、JRの復旧見込みは過ぎているから、間もなく運行再開だな。
いつもの如くに、現状の忙しさを騒ぐのみ。

案の定、若干だけ気持ち早めに出社しても
私;『そら見ろ。もう、空車だらけのタクシーだよ(笑)。』
同僚K;『そんなの真に受けて、早く来ることはないよ。』
私;『ハイ。私も慣れましたよ(笑)。』
同僚K;『それにしても、ラストまでの乗務のドライバーを呼ぶなんて駄目だよ。』
結局、乗務時間が普段よりも延びて
私;『あ~。シンドイね』
でもね。
時間給の我が身には、関係ない。
これが歩合給ならば、怒りも募るが。

2023年4月19日水曜日

「司令塔(配車担当)が動くなよ。」

私;『今夜の乗務は、この配車担当とペアか。』

この会社に入り驚いたのが、前の会社では決して有り得ないこと。
私;『夜の稼働台数が私一台だけ。とは言え「配車担当が現場に出て、携帯電話で配車を寄こすなよ。自分一人で仕事をしているのならば、それでも良いが」。
稼働しているのが私の1台だけでもシンドイ思いをしているのが、余計にシンドイ。
同僚K;『私からも常日頃に言い聞かせているのだがね。』
以前から他のルートから改善を依頼しているのだが、
同僚M;『この人の性格は、配車担当に向かないね。』
私;<この先、私のタクシードライバー稼業が長く無いと思うから辛抱だよね。>

2023年4月13日木曜日

「おい!。嘘も方便だよ。」

私;『そろそろ今夜の乗務はお仕舞いの時間だな。』

1日の最後の2時間程のタクシー稼働台数は、私を含めて2台のみ。
時間を見計らい車庫へ行くと、もう1台の同僚タクシーが既に車庫に格納状態。
私;『ありゃま。早いなア。』
早速洗車をしていると、
配車担当;『出られます。XXXXさんのお宅ですが。』
との嫌な時間帯の依頼。
私;『その家だと、息子さんが自宅に帰られるのかな。(ならば、順調に終わるかな)
その後、それが間違った見込みであるとはその時には分からなかったので、
私;『良いですよ。
いやいやながらも承諾。
ところがこれがこの後に悲惨な幕引きになるとは思いもよらなかった。
依頼先の家に現着してインターフォンを押下。
だが、
私;『あれ?。いつもならば、深夜の玄関チャイムでも直ぐに家から出て来るのに、今日は変だなあ。早く帰りたいのに。この分だと、帰庫オーバーだよ。嫌だよ。
流石にイライラして来た。
そんなこんなで、散々に待たされて出て来たが、
私;『あれ?。いつも直ぐに家から出て来てタクシーに乗るのに、今夜は玄関先が賑やかになるもののタクシーに乗る気配が皆無だよ!?。』
すると、深夜の高級住宅街にデカイ叫び声が響き始めた。
私;『おいおい。深夜の住宅街でデカイ声で騒ぐなよ。泥酔者だなあ。息子ではないね。』
散々な嫌な思いの末に乗って来て
泥酔客;『XXX区。』
と言って乗るや否や後席で横になり寝てしまった。
私;『だから、こんな時間に来る電話は、まともな物は無いのだから、断れよ(怒)。』
配車担当への怒りで発車。
しかし、走行ルートは、いつもの息子さんと似たルートなので、目指す家のだいぶ手前まで来たが、困った事に熟睡モード。
しかたなく信号機の手前で道路脇に停止。
私;『熟睡してしまったよ。この泥酔者は(怒)。』
ここで体を揺り動かして起こす事は、ご法度。
ましてや、女性のお客様にそれをやると、
指導員(当時);『女性の身体を触ると、セクハラですからね。男性のお客様でも揺り動かして起こすと、トラブルの元。』
との教えを遵守。
だが、なかなか起きない。
何とか呆けた頭のままで起きたお客様に行き先をお聞きすると、
私;<ア~あ。ならば、此の手前で曲がれば良かった。>
何と、この交差点を鋭角に左折せねばならない。
しかし、やむなく気を付けながらハンドルを切って左折していると、
  ガリガリ
嫌な響きが入ってきた。
私;『???。白線に留意しながら曲がったはずなのになあ。』
右側を見ると、
私;『あちゃあ。中央線だと思った白線が道路右端の白線だった(泣)。また、事故報告書だよ。』
その後、呆けた泥酔客の頭を起こしつつルートを伺いつつも、何とか現着。
ところが此の泥酔客は、
泥酔客;『私が乗った店は、〇〇〇だった?。』
と馬鹿な事をホザイテいる。
私;『イエ。違いますよ。◇◇会社の重役さんのご自宅ですよ(こんな深夜まで、取引先の重役のご自宅に居て、しかも、家の内外でデカく騒げば、普通の会社ならば取引停止だね)。』
何とも馬鹿な泥酔客の為に、私が悲惨な結末の1日となってしまった。

案の定、全てを完結して車庫に戻ると、
私;『やはり、相方さんは、既に帰宅か。もう、散々だなあ。』

以前にも此の時間帯に来た配車でも悲惨な目に遭遇した我が身としては、イライラが募ってくる。
私;<嘘も方便で、ロクな電話も来ない時間帯の依頼は、断れよ。>

「此の街は、どうなるのやら」

お店のママさん;『家賃の支払い、従業員への支払い、仕入れ費用等を払えば、お金が残らないよ。』

同僚A;『年金が出る迄、夜は暇でしょう。』
と言うが、
私;<そうかな。年金が出ても大したことないでしょ。>
そんな時に、お店にお迎えに行くと、お店のママさんが店の施錠をしてタクシーに乗って来られた。
店のママさん;『暇で、困るね。死んだ街だよね。この街は。』
とのつぶやき。
私;『他のお客様が言われておりましたが、新型コロナ禍で皆さんが家呑みに慣れてしまいましたからね。
店のママさん;『タクシー会社も大変ですね。』

連日の暇な夜に、流石に、
私;『疲れるなあ。余計に、小さな事故が増えてしまう。


2023年4月7日金曜日

「此の地域では、・・・」

お客様A;『XXXXへ。』

夜遅くに、お店にお迎えに行き出て来られたお客様の行き先を伺うと、
私;<お!。ラッキー!。この暇な夜に、準ロングとなる二つ先の街のお店か。>
と思い確認。すると、
私;<あちゃ~。>
何と、
お客様;『いや。今日は、もう帰るよ。我が年齢には、逆らえないからね(笑)。』
と、行き先は、
私;『失礼しました。
逆方向の三桁で完結のお店と同名のアパートへお送りしての完結。

この事を配車係へ言うと
配車担当;『この地域で”XXXX”と言うと、このアパートですよ。』

良くお会いするお客様には、
お客様B;『もう、此の地域には慣れたでしょう。』
と言われるが、
私;『いえいえ。まだまだですよ。
常に、反省&勉強の日々。