リーマンショック起因によりIT業界を廃業。 その後は、失業、バイト生活を繰り返して、人生最悪の日々を過ごす。 そして、2013年春に50歳代後半で転職を決意。 しかも、50代後半での、我が人生初の客商売となるタクシードライバーへの転職。 その後、様々な出来事に直面する日々を悩みながら今日もハンドルを握る。
2014年12月31日水曜日
2014年12月30日(火)
私;『今日は、暇だろうな。』
と思って業務開始。ところが、今日は運が私に向いている一日となった。
会社の配車でパチンコ屋さんへお迎え。お店から中年の女性が出て来られた。
お客様;『黒沢。解ります?』
私;『昔の仕事で行った事がありますので大丈夫です。』
後で会社で聞くと、
会社;『いつもは、最寄りの駅からバスで帰るお客様。』
との事。
私;<乗車料金、だいぶ良い金額になるぞ(☺)>
と、笑顔でお客様をお乗せして向かった。
ところが、幹線道路が一部凍結。タクシーは少しケツを振っている。
私;<路面はブラックだが、凍っているな。>
更に、脇道に入ると、
私;<狭いな。しかも、急な坂だな。しかも、一部、雪が残っている。>
と、一段と慎重に運転。
お客様;『この先、凍っているのよ。』
何と、一段と道が狭くなり、家が迫っている上に、坂が急な上りの箇所が、凍結路。
私;<家にぶつけたら、大変な事になる。>
と、何とか目的地近くに到着。
お客様;『家まで行かなくて良いので、ここで結構ですよ。』
有難いお言葉にそのまま受け入れて、
私;『有難う御座いました。』
と、帰路に着く。が、帰りは尚更慎重に急な狭い下り坂を降りて、無事に帰還。
暫くした後に、客待ちしていると三人組の男性客。
目的地をお聞きすると、何と先程の場所よりも先の地域。
私;<更に乗車料金が多くなるぞ(☺) 凍結路に注意すれば良いだけだ。>
と、やはり幹線道路でも凍結路状態。
私;<幹線道路だから何が有っても大丈夫だ。>
安心して走行。
ところが、今度は、道路の真ん中に鹿の群れ。
お客様;『この先には、もっと沢山いますよ。知り合いの人は、車を2台駄目にしています。』
私;『こんな鹿にぶつかったら、人間が怪我をする可能性がありますね。』
帰路、車を道路の真ん中に止めて写真を撮影しようとしたら、
私;<あっと言う間に、山の中に消えてしまった。残念(泣)。>
この後も順調に売上を上げて、笑顔で業務終了。
本日の売上;ノルマの219%。
2014年12月30日火曜日
2014年12月29日(月)
今日は、空港午後便担当。その前は、通常のタクシー業務。
ところが、天候は、昨夜からの降雪により積雪約15cm。
こんな日は、地区の雪かきがある。
当然、今朝も、水分をタップリと含んで重たくなった約250mの道を我が家含めて2軒で除雪。
私;『仕事の前に、非常に疲れた。この状態で、帰宅が深夜だ!』
今日のタクシー業務は、2時間程しか乗らないが、自己報告書を書いたばかりなので、早目に家を出てタイヤチェーンを装着。
私;<やはり、スタッドレスタイヤ+タイヤ・チェーンだと、走行に安心感がある。> しかし、LPG残約10リットルしか無いので、注意して走行。
今日のタクシー乗務の最後のお客様をお迎えに行くと、
お客様;『雪降りでいつもの道は危ないと思うから、遠回りしても良いですが。』
私;『タイヤチェーンを装着していますから大丈夫ですよ。』
と、急で狭く左側が崖で落ちたら車は全損になりそうな道も安心感一杯で走行。
この後の空港便も気が楽になり、ジャンボタクシーに乗り換え。
ターミナルビル入口の門松(高さ約3〜4m)) |
しかし、お迎えに行く途中の坂は凍結していて、4WDのジャンボタクシーでもケツを振る。
私;<往路で事故したら、自己報告書だけでは済まないぞ。> と、慎重に運転。
更に追い打ちを掛ける様に、朝の雪かきで眠気が襲って来た。
私;<ヤバイ。帰路は、もっと眠いぞ!>
と慎重に運転。
何とか無事故で到着。
そして、帰路の確認。すると、
私;<運行指示書に記載してある出発時間の飛行機が、時刻表に無いが?>
いつ来るか不明のお客様を待つのは辛い。
待つ事約2時間半、漸くお客様が来られた。
当然、眠気対策の「メガシャキ」は購入済で、準備万端。
もう帰路は、早く帰りたいだけ。
その道中、【凍結注意】 の表示があり塩カルを激しく散布している高速道路を、大型バイクが100km/hで走行している自車を追い越して行った。
私;『あのバイク、無事故で帰宅出来れば良いが〜。』
他人事では無い。
雪道は、油断していると危険!
本日の売上;ノルマの125%。
2014年12月28日日曜日
2014年12月28日(日)
私;<今日は、もう暇だろうな。>
と、始業点検実施。ところが、
私;<LPGが、半分以下だ。お客様をお乗せする前に注意が必要だが、今日は大丈夫そう。>
案の定、今日一日の業務には十分足りて残約10リットルで業務終了。
そんな時に、会社の配車で高齢の女性をお迎え。
お客様にルートの確認をすると、
お客様;『幼稚園の看板よりも手前の道を右折して下さい。』
私;<大回りとなると思うがな>
と疑いつつお客様の言われたルートで向かい、指定の道を進入して行くと、
お客様;『そこを左折して。』
しかし、その左折方向の道を見ると、その右側は家のブロック塀、左側は側溝。
明らかにこのT字路の左折は、無理。
私;<左折方向の道は車幅ぎりぎりで、しかも、T字路のコーナーは余裕なし。目一杯にハンドルを切らないと、脱輪するぞ! また、自己報告書だ。>
慎重に進む。何とか曲がったものの道幅が無い。
私;『元には戻れないぞ。万が一、道が違う時は、ヤバイ。』
と前進。嫌な予感的中。
私;『お客様、この先は道が狭くなり、もうこれ以上進めません。』
お客様;『道は、続いているけど。』
私;『いえ、道が狭くてダメです。』
お客様;『あそ〜オ?』
私;<どうやって戻る? この苦労した分の乗車料金は、負けずにしっかり貰うぞ! 私が最初に聞いた通りの道を行けば、スムーズだったのにな。やはり、私の指摘した道で良かったのに。>
その後は、もう必死に元の道に復帰。
おかげで、自己報告書は、書かずに済んだ。
本日の売上;ノルマの161%。
2014年12月26日金曜日
2014年12月25日(木)
お客様;『運転手さんにも、クリスマス・プレゼント。』
プレゼント |
夜明け頃にお迎えに行ったお店の方をお送した際に、降りられた時にプレゼントをいただきました。
私;<タクシー運転手にまでプレゼントを差し上げる心配りをするママさんの店、やはり繁盛するはずだな。>
ところで、
私;『クリスマス・プレゼントを貰ったのはいつだったかな。』
クリスマスの夜は、客待ちで待機するタクシー車が多い程に暇。
そんな状況での嬉しい出来事だった。
しかし、年末は危険な歩行者や運転手が出てくる。
今夜も自分が路地を走行中に危険な場面に遭遇した。
私;『続けて事故を起こしたら、大変な事になる。』
脇道から出てきたオバサン運転の軽自動車が、私のタクシーを視認して一旦停止。
私はテッキリ相手の車が止まるかと思っていたところが、その車が何と私のタクシーが近づくと目前に出てきた。
<慌ててクラクション!>
こんな場面でもオバサンの特徴をしっかり出して、オバサン車がそのまま出てきた。
<急ブレーキ!>
私;『こんな暇な日に事故などご免だ!』
そんな場面もくぐり抜けて、客待ちしていると中年の男性がお乗りになって来た。
お客様;『景気は、どう?』
私;『消費税8%になった影響もあり、売上は若干落ち込んでいます。今度、消費税10%になったらどうなるのか危惧しています。』
お客様;『アベミクス効果が出てくれば良いのだね。』
私;『そうですね。』
お客様の言われる通りに、ネガティブ思考でなくポジティブな思考で行けば見通しが明るくなるなと、思わず反省してしまった。
本日の乗車料金の最高額;¥5,000、その他の売上は、惨憺たる結果。
疲れが溜まり、イライラも募って来て、嫌な気持ちの夜明け。
何とかノルマをクリア出来たのが、せめてもの救い。
本日の売上;ノルマの118%。
2014年12月25日木曜日
2014年12月24日(水)
2014年12月24日(水) 乗務
今日の一本目の配車は、お得意さんのお迎え。
私;『いつものショッピングセンターかな?』
とお迎えに伺うと
お客様;『市立病院へ』
私;〈どなたか入院かな? しかし、逆方向だな。〉
と思っても余計な事は聞けません。更に、目的地の方向と今のタクシーの向きは逆方向しかも狭い路地の為に、瞬時にルートと方向転換する方法を判断しなければいけません。
私;〈信号や遠回りを避けるには、狭い路地を通る必要があるな。〉
と、対向する車が来ない事を祈りつつ無事に到着。
その後は、暇で近場のお客様を対応して、夜にお客様が来る確率の少ない駅で客待ちしていると、会社より配車。
私;『おや? 先程のお得意さん?』
とお迎えに行くと、案の定、先程の市立病院へ送り届けたお客様。
私;『お見舞い、早いお帰りですね。』
お客様;『祖母が入院しているのですが、「もう帰っていいよ。」と言われてしまったの。同室に同世代がいるし、自宅よりも快適で良いみたい。』
私;『安心して病院にお委せできますね。』
と落ち着いた気持ちで、先程とは逆ルートで無事にお送り。
すると今度は、料亭へお迎えの配車。
私;『このお店、以前に1時間40分程待った経験があるし、今度も近場で待つ事を覚悟した方が良いな。』
と、暫くお待ちしていると4人の男性の方が来られた。
すると、1人の男性が頭を低く下げて3人の方をお見送り。
私;『お! このお客様、超VIP!?』
とお客様の会話を聞いていると、やはり超VIP!!
しかも、外は雪が舞い、タイヤはヘボいTAXI用スタッドレス・タイヤ。
私;〈気を使いシンドイな!〉
と後ろに渋滞が出来ているが速度厳守で進行。
無事に送り届けて、本日2番目の売上で¥4,480円となる。
最もトップの売上とは二千円とは違わない。
暇な一日でも、何とかノルマをクリア。
本日の売上;ノルマの105%。
2014年12月24日水曜日
2014年12月23日(火)
2014年12月23日(火) 乗務
私;『今日は、連休最終日。暇だぞ。』
と思いつつ、始業点検。
私;『車、汚ねえな。シートカバーは汚れ、マットは泥だらけ。車体も泥が着いている。』
初っぱなから余計な仕事が増えてしまった。
始業間も無く配車。
私;『このお宅は、前に一度、夜に行ったが、狭い路地の坂の途中の家だ。この冬に行きたくない場所だな。』
と、向かう。案の定、路面は氷の山。
私;『またぶつけると今度は大変な事になる。冒険は、決してしない!。』
お客様をお乗せした後に、狭い氷った路地で切り返し。ガードレールのギリギリで何とか方向転換。
これだけ苦労しても料金伸びず。
私;『しかし、無事故で終われば良し。』
この後は、三桁が7連荘。
こんな状況で会社より配車でお迎えに行くとお姉さんがお乗りになってきた。
お客様;『レオパレス。急いで。道は、お委せ。』
私;『一番混むルートですね。混雑状況で、道を考えますね。』
と進むと、意外と道路は空いていて順調に到着。
私;『足元、氷っていますので、お気をつけ下さい。』
と案内しつつ、精算して直ぐに私;『私にお捕まり下さい。
』
とお姉さんに私の手を差し出す。
私;〈若い女性と腕を組むのは、久しぶりだな。〉
と、つい昔を思い出してしまった。
しかし、これで年末の忘年会シーズンは、終了。後は、地元企業の仕事納めで本年のタクシー業務のピークが終了。年明けは、暫く暇だ。
本日の売上;ノルマの92%。
2014年12月22日月曜日
2014年12月22日(月)
私;『今朝は、車のフロントガラスが凍っていない。暖かいのか。』
一安心して出勤。
すると、明るく小さく明るい物が対向してくる。
私;『なんだろう?』
と自家用車を減速すると
私;『なんだ狐か。今日、2匹目だな。我が家の周りにもいるのだね。』
その後、ジャンボタクシーに乗り換えて始業。
ところが、今日は、お客様をお迎えに行くと直ぐにお客様が現れて、順調そのもの。
途中、雪による速度規制があったものの定刻より早めに到着。
帰路は、お客様がいない為に、空車。
私;『早く帰ろう。しかし、物足りない仕事だな。でも、事故を起こすよりも良い。』