勤務時間:10:00~01:00
私;『こんな雨の日は、買い物や通院の爺ちゃん婆ちゃんは、なかなか出るのを控えるから暇だろうな。』
本日の1本目は、何と進行方向とは逆方向に着けなければいけないお客様への配車。
大回りして現着。
買い物袋をお持ちして乗車のサポート。
そして、目的地をお聞きすると、
私;<良くお乗り頂くお客様だ。>
と、ご自宅も思い出したので、道中会話しながらも無事に完結。
乗車料金;¥約千円。
私;『まずまずの展開。予想外に期待出来るかも。』
などと淡い期待を抱きつつ発車。
その後に三桁のお客様。
それを完結して程なくして配車。
私;『私には初めてのお客様だ。この地域にこんな家が有ったかな。』
目的地周辺に到着しても家が解からない。
会社へ確認すると、
配車担当;『川沿いを上って6軒目。』
私;<え?。最初のメッセージと違うじゃないか。それにしても、そこの道にTAXIは入れるの?。狭いヨ。?>
かなり慎重に進入。
冷や汗もので現着すると、
お客様;『裏から来たの。』
と言いながら呆れた表情を全面に出した男性がお乗りになって来られた。
目的地をお聞きすると、何と発車時間の迫ったバスターミナル。
私;『11時発車の高速バスでございますね。』
と確認したものの、
私;<ここからどうやって脱出するの?。出来るの?。>
事故等に気を付けながら、後方からの冷たい視線を浴びながらも苦心惨憺の末に狭い路地から脱出して、
私;<一路、バスターミナルへ。到着遅延は、絶対にNG。>
その後は、無言で急行。
何とかセーフ。
降車後に住宅地図でお客様のご自宅周辺を確認すると、
私;『一度、間違って入った突き当たりの路地で正解だったのだ。しかし、車体に傷も付かずに良かった。』
その後も千円前後の仕事をこなしていると、突然の無線。
配車担当;『シルバー人材センターを北に行った所に、お婆さんが倒れている様だから向かって。』
驚きの内容で急ぎ向かうと、前方に手を挙げている高齢の女性を発見。
その傍らにはご近所の年配の女性を居られた。
私;『あの年配の女性からの電話だな。それにしても、厄介な案件だ。』
私も降りて高齢の女性の介助。
目的地を確認して発車。
お話しを伺うと、
お客様;『病院から帰ろうとバス停に向かって歩いていたら足がもつれて倒れたところに先程の方が助けてくれたの。』
私;『良い人が助けてくれて良かったですね。』
などと状況をお聞きしつつ目的地を団地へ到着。
私;『お部屋まで付き添ってあげますよ。』
勿論、メーターは切って精算済み。
お客様;『ありがとうございます。』
しかし、この先で何か有れば、私もトラブルに巻き込まれる可能性あるので、気を付けながら部屋の玄関までご案内。
すると、
お客様;『お世話になりついでに、身内に此の事を電話して欲しいのですが。』
と依頼されて、更に室内へ同行。
その後、依頼先へ電話。
私;<この稼業、色々あるね。>
この乗車料金は、伸びずに三桁で完結。
私;『無事故、ノートラブルが、一番。』
その後も千円から二千円のお客様に遭遇していた時に、裁判所への配車。
私;『ここからは、遠くが出る確率は低い。』
などと予想していくと、
私;『あれ?。見覚えのあるお客様だ。』
記憶力の乏しい我が脳みそから漸く引き出したのが、
私;『いつもお世話になっている8月15日の送り盆で雨の中をお墓参りにされたお客様だ。』
到着して後部ドアを開けるとお客様も気付かれて、
お客様;『お墓参りの時には雨の中で濡れながら傘をさしていただいてありがとうございました。』
逆にお礼を言われてしまった。
その後、目的地をお聞きすると、ご家族の方が入所されている介護施設との事でご案内。
道中、適度に会話に加わり現着。
今回も有難く乗車料金;¥約二千円也。
また、今回もチップをいただき、
私;『いつもすみません。ありがとうございました。』
心からのお礼を述べて発車。
その後も千円台の仕事に支えられて夜の部に突入。
私;『これからの動きをどうしようかな。』
雨で呑みに出る人も少ないと思い、
私;『ならば、JR駅での客待ち中心でやろう。』
とした事が、夜の部での追い込みに欠けた一因となった感がある。
しかし、深夜割増時間帯が全くの撃沈。
私;『やはり、こんな雨の日に出て来る人は、少ないか。』
本日の売上;ノルマの83%
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