2024年5月8日水曜日

『そんな処に家はなかったでしょう』

 お客様;『XXX公園の入口の手前の家

JR駅前でタクシーに近寄って来られたご婦人の内のお一人がタクシーにお乗りとのことで、乗車案内をしてから目的地の確認。
だが、
私;<さて?。そこには、何もないが。まあ良いか、行ってみよう。>
と、発車。
そして、交差点を目的地の方向へ右折。
すると、
お客様;『こちらの方向ではないですよ
私;『え?。XXX公園の方向ですよね?。
、お客様の意図する方向を再確認すると、
私;<おいおい。1年の内に何日間しか開かない入口を公園の入口と言うのは、貴方だけですよ。しかも、それは裏口ですから。>
そところが、ここは道路幅が狭くUターン不可。
やむなく、後退して先程の交差点にて周囲の車に注意しながら方向転換。
私;<かなわんなあ。>
この後、お客様の道案内していただきながら何とか現着。
すると、
私;『お客様。この家でしたら、”XXX区の○○工房”と言っていただいた方が間違いなく来ますよ。
次回のミス削減の為に提言。
それでも、悲しきワンメにて完結。
私;『なんだかなあ(泣)

2024年5月6日月曜日

一瞬、店内が静まり返った

;『あれ?。この雰囲気は、もしや危ない客かな?。

某・吞み屋への配車で行き、私が2台目。
1台目は、まもなく出て行った。
が、
私;『おや!?。店員さんが出て来て、どこぞやに走っていったが。
すると、その店員さんが私に声を掛けてきた。
店員さん;『この品を、XXX区の○○○公営住宅△△号の部屋に届けてください
私;『分かりました。そこの部屋を調べて行きます
私;<さてと、それは何処だ?。>
品物のお届け先を会社の配車担当に聞いても、
配車担当;『こちらでも調べたが分からない
私;『会社でも分からないのは、私は尚更に分からないよ
やむなく、店内に戻り住所を聞き直すと、
私;<え!?。一瞬に店内が静まり返ったぞ。>
その後、我が嫌な予感が的中。
かなり質の悪い泥酔者。

何とか調べての完結。
私;『何事も起きずに完結出来て良かったヨ

※我が社は、物品のみの配達を許可を受けている為に、今回の対応が可能。

2024年5月3日金曜日

『それは、客商売として駄目だよ』

 私の友人・元バスドライバー;『例え、客が7:3で悪かったとしても、客に頭を下げさせるのは

最近、客対応の悪い我が社の他社からの転職ドライバーの私が目撃談を私の考えを確認した回答。
その出来事は、JR駅前で私が二番手で待機。
その問題のドライバーが先頭にて待機。
そこへ、私には良き対応していただいているお客様が歩いて来られた。
すると、そのお客様が、ドライバーが気づいていなかったのか、タクシーを「コンコン」と軽く叩いて合図。
すると、そのタクシーの後部ドアが開いたと思ったら、
私;『え!?。お客様が運転手に対して頭を下げている!?。何が有ったのかな?
この後、そのお客様が私のタクシーに乗って来られた。
お客様;『私は、何か悪いことをしたのかな
との、当然の疑問を私に投げかけて来られた。
私;『何があったのでしょうか?
お客様;『タクシーを、軽く叩いて合図しただけだが
私;『何故でしょうか。それにしても、お客様に対しての対応、申し訳ありませんでした。
私;<このお客様は、我が社のタクシーを今後利用されることは、無くなるかも。
ところが、その後のこのお客様を目撃することがあったが、
私;『予感的中したかな
このお客様をタクシーにお乗せする機会が皆無。
私;『悲しいね





2024年4月29日月曜日

『あ!。ポータブル・ナビを忘れて来たゾ!。』

;『田舎の夜の街は、真っ暗闇だからなあ

まもなく会社に到着と言う時に、
  ・白手袋
  ・ポータブル・ナビ
を自宅に忘れて来たことに気づいてしまった。
私;『不安だなあ
そんな嫌な予感が、その後に見事に的中してしまった。

私;『この配車先は、幹線通りから脇に入って行った山の中だな。』
このルート上の街灯が、幹線通りですら暗い。
まして山の中に入れば暗黒の山中。
ところがここで大きなミスを犯してしまった。
私;『さて、入るべき脇道が、ナビもなく、脇道も狭く分からないヨ
そんな事を思いつつ走行していると、
私;『あれ?。何処だ?。
もう、お迎えのタイムオーバー。
この山の中では、会社のGPSも感知していない。
故に、道に迷った場合は、個人で解決するしかない。
途中の灯りの灯る家に尋ねても、
住民;『え。そんな家は無いよ。
予想通りの回答。
当然、GPSが使用不能であれば、配車のメッセージも無反応。
私;『あ~ア。ここでトンズラしたいね(泣)。
時間を要しても振り出しに戻り出直し。
これで何とかお迎えのご自宅に現着。
私;『大変にお待たせしてすみませんでした
此の後は、お客様からの大きな苦情もなく、安心の走行にて完結。

私;『やはり、ナビは必須の街だ




2024年4月24日水曜日

『この仕事、いつまでやるの。』

;『ボチボチ、一区切りを考え始めました

始業前点呼をしていると、先輩ドライバーから声を掛けて来られた。
その方は、身体のこともあり昼間の専属。
それに反して私は、夜専属ドライバー。
先輩ドライバー;『そうか
私;『70歳過ぎての他人を乗せての運転に自信が持てないですね
先輩ドライバー;『昼間の乗務に移っては?
もっとも当然な提案。
だが、
私;『私は、この他エリアの此の会社に来て、これまで夜のお客様しか対応していません。従って、昼間の事(施設や道路等)を改めて覚えなければなりません。
私;『それは、もう、この年齢では厳しいですよ(笑)
先輩ドライバー;『それもそうだなあ
私;『ありがとうございます
私;『この仕事、無事故で終えたいですね
そろそろ、私も古希70歳が近づいてきた。
同じ時期に此の業界に入った高校時代の友は、既に転業している。
友人;『もう、同僚、客から色々と言われることに辟易してきた
友人;『節約すれば、生活していけるから
かつて≪一億総活躍社会と言う言葉がメディアで騒がれた時期もあった
私;『私には無縁な時代だね




2024年4月17日水曜日

縁起でもない

 ;『え!。乗務員証が落ちた!。

出庫して走り出して直ぐに、何と!。
私;『ギョエ!。乗務員証が、道路の僅かな段差の振動で、落ちたよ。
もう、ビックリ。
私;『縁起でもない。今日は、無事故で終える様に、普段も気を付けているが、一段と気をつけよう。
そんな今夜の火曜日の夜の乗務は、
私;『こんな田舎での夜のタクシーが、必要かな?
と思える程に暇。
ところが、今夜の私の乗務は23時上がりのはずが、
配車担当;『申し訳ないが、1台が他で取られているので、残業してくれないか
23時上がりのもう1台とはトラブルを起こしているので、頼みやすい我が車に依頼してきた。
当然の如くに、
私;<困ったときはお互い様。だが、あのへぼい輩の頼みは聞かないがね。
私;『良いですよ
と、土砂降りの雨の中での運行継続。
私;『こんな酷い視界の悪い夜には運転したくはないがね
私;『無事故で、無事故で。』
何とか何事もなく乗務終了。

2024年4月16日火曜日

え!?。もしや、カモシカ?。

;<嬉しいね。こんな暇な月曜日の夜のラスト間際で、準ロングのお客様とは。
残業を依頼されて、まったりとJR駅前の2番目で待機していると、窓をコンコンと叩く音。
そんな行き先が、
私;『先程からJR駅内に居られましたね
少し前から存在に気が付いてはいたが、まさかタクシーに乗るとは思っていなかった女性の方。
私;『どちらまで
目的地を確認しての発車。
道中世間話しをしつつも目的地に到着。
私;『降りられる場所が足元が暗いのでお気を付けください
お客様;『大丈夫です。ライトを持っています。
そんなこんなで無事に完結。
そして、方向転換して周囲の安全確認をしていると、



私;『え!。何?。前方のヘッドライトに照らされた大きな動く動物は?。
山奥でもなく、まだ住宅の建ち並ぶ地域での思いがけない動物に、ビックリ。
私;『先程降りられたお客様は、無事に帰宅できたかな?
我が身も無事故での回送を祈念。
私;『カモシカとは、縁起良い動物だね