2025年5月14日水曜日

今夜が、此の会社でのラスト乗務

;『本日は、週の内で一番暇な曜日。

さてさて、どんな日になるやら。
私;『無事故で乗り切れれば良いよ。』
やはり、帰庫まで残り20分となった時に、
二日前に、後間もなくで退職する私に対して、呆け社長が
配車メッセージ;「ピンポーン。」
私;『時間的に此のお客様がラストだ。』
と、配車メッセージを確認すると、
私;『お!。何か月ぶりかだな。
以前から良くご利用いただく、障害者手帳をお持ちの還暦を過ぎたばかりの女性のお客様。
私;『この方が、この会社でのラストのお客様とは。何か不思議な縁だな。』
そんな私にとってのラストの行き先は、
私;<え?。そのコンビニは、出禁になっていなかったかな?。>
とは思いつつも、
私;『ありがとうございました。』
私;<ワンメ&割引にて現着。>
全てを終えて、
私;『私は、これが最後で、本日只今限りで乗務をお仕舞いにして、退職する。』
私;『これで会うのが最後だね。』
お客様;『え!?。辞めるの?。駄目だよ。夜のドライバーが居ないじゃない。』
お客様;『辞めないでよ。』
との言葉をいただいた。
私;『報恩感謝が大事だよ。』
私;『今の家に、僅かな障害者年金で住んで居られるのも、兄姉のおかげだからね。』
私;『その人達の事を悪く言っては駄目だよ。』
私;『貴方が変われば、周りも変わるよ。』
更に、
私;『身体に気をつけてね。じゃあね。』
そして、これまでの感謝の思いを込めて、
私;『これ僅かな金額だけど貴方にあげる。』
お客様;『え!?。こんなに貰えないよ!。良いの?。』
私;『それじゃあ、出世払いで、返金して(笑)。』
いただいたタクシー代金に色を付けて、それに私の気持ちの¥千円をのせて、計¥2,000円をお渡しての帰庫。

その後は、日報を締めて納金も済ませて、終業点呼も終えて、
私;『ありがとうございました。』
配車担当者にお礼を述べて、
私;『最後は、我が担当車の片づけだ。』
・私物の取り外し
・車内の掃除機掛け
・今までに洗剤で洗った事の無いところも洗車
・車体も洗剤で入念に洗車
私;『今まで有り難う。』
全てを清算しての帰宅へ。

しかし、帰宅への自車のハンドルを握っていても
私;『何故に、涙が滲み出て来るのかな。』
今の会社でご指名いただいたお客様方にも感謝を伝えてあるしね。
ただ、暫く前から夜の帰宅でタクシー利用いただけなくなったお客様にはお伝え出来ずにお仕舞い。

それでも、
何とか無事故で帰宅。
私;『さて、次の月度からは古巣のタクシー会社に復帰だあ。』

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