2019年1月23日水曜日

2019年1月22日(火)

昨今思うのは、以前に若いお客様から言われた言葉。
それは、
お客様『運転手さん、この仕事に満足している。失礼な様だが決して若くない様だが。
大きなお世話と思える質問。
それ以来、私の脳裏から<遣り甲斐>と言う言葉が離れる事がなかった。
それ以来、色々と思案して漸くに最近にその結論に辿り着くことが出来た。
傍観者『え?。ようやく?。
と言われそうだが、その結論は、
私;『このタクドラ稼業は、自己表現の場でも遣り甲斐を求めるものでもなく、単純に<家族が喰っていく為>にこの仕事に就いている。それだけ。
従って、自分への向き不向きは関係ない。
日々仕事をやるだけ。

故に、
私;『長い夜になりそう。
そんな予感の漂う今日の様な夜勤でも真面目に出庫。

そして、出庫早々に見事なワンメの二連荘。
私;『厳しいのう。

この時に、バスターミナルからビジネスホテルへご案内したお客様。
お客様『今まで来ることが多かったのですが、運良く冬に来たことがなかったの。ところが今回は、冬に来る事になってしまったの。寒いですね。 
との感想に、
私;『いえ、今年の冬は、暖かいですよ。明日の明け方の最低気温は、約ー6℃の様ですが、例年よりは暖かいです。
と、そんな暖かい会話もしつつも結果は、寒い結末となってしまった。

この後に、総合病院への配車。
私;『この時間に其処への配車は、殆どが呑み屋さんへ行く人だ。
と、お迎えに行くと、
私;<ビンゴ
料金は、少し良くなり約千円で完結。

こんな夜には、人の出も芳しくない。
私;『昨夜の様なロングがあれば、良いのだがな。
こんな時に良くお呼びいただいている会社への配車。
到着して暫しの待機で現れたお客様。
お客様『この時間に、泊まっているビジネスホテル周辺で食事が出来る場所は無い?。 
との質問。
私;『この時間では、難しいですね。ホテル前の呑み屋さんで呑みながら食事するしかないと思います。
私のタブレットで検索しての結論に、
お客様『それならば、ホテルまでの途中のファミレスに行って下さい。 
との依頼で、かなり手前で完結。
私;<今一歩に、残念。
嘆きの約¥1.8K円で清算。

深夜割増時間帯に入ると、更に状況は深刻化。
私;『営業回数も内容も、駄目だコリャ。

散発的に現れるお客様に、
私;『寝てもいられないね。
そんな、
私;『もう、これがラストのお仕事かな。
と思える時間での配車。
到着してのお客様の驚きのお言葉。
お客様『急いで欲しいのですが。 
一応は、
私;『かしこまりました。
と返事はするが内心は、
私;<ならば、もう30分は早くに電話を寄こせよ。こんな朝の通勤時間帯には無理だよ。
しかし、
私;『それでは、信号機の少ないルートを参りますね。尚、路面状況が良くありませんので、お気をつけてください。
交通量の多い狭い路地を驀進。
運転している我が身も気を使うが、後席のお客様も心配だろうね。
ところが、
私;<この先でこの道が片側二車線になるから遅れも少し回復できるかな。
と思っていた矢先に、
お客様『其処を左に曲がってください。 
との指示で急遽ルート変更。
だが、
私;<え?。目的地を変更?。
と思いつつも指示されるままに進行。
それでも気になり、
私;『行き先を変更されるのですか?。
気掛かりなことをお聞きすると、何とお客様が今居る場所を大きな勘違いをされていたことが判明。
私;『それでしたら、此処まで来ましたら国道を行く様にしましょう。
と、この後のルートについても承諾をいただいて急行。
そんなこんなで、当初よりも遅れた感が残ったままで目的地に到着。
これが本日の最高額となり約¥5K円弱で清算。
私;<しかし、後味の悪い仕事になってしまったね。

これでお仕舞いとなり、無事故で帰庫。

本日の売上;ノルマの65%

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