2019年10月21日月曜日

2019年10月20日(日)

私;『今日は、締め日だから、せめてノルマ・クリアしたいね。』
そんな思いは、見事に裏切られるのであったが。

今日は、初っ端から低調。
そんな時に、東南アジアから仕事に来られている方への配車。
時間予約で到着すると、時間きっかりに3名様が出て来られた。
その行き先は、私には
私;『西友ですね。』
と、聞こえた。
復唱しても
お客様A;『そうです。』
とのことで、一路発進。
ところが、途中から後席の話しが
お客様B;『~GU。』
と、他のお店の名前が出て来た。
私;<この後に、GUに行くのかな。>
そんな事を考えながら到着。
すると、
お客様C;『GUなんですが。』
私;『え?。西友ではないのですか?。』
私;<何とも外国から来られた方の発音は、分かりにくい。>
私;『申し訳ありません。』
原因が何であれ、謝罪して目的地を変更。
私;<なんだかな。>

その後もショートばかりを目にする日報に嫌気が差してきた午後に3台口の配車。
私;<あれ?。配車では私が3台目となっているゾ?。実際の車列は、私が2台目だが。さては、後続車の奴は、早く待機場所への登録をしたな。このクレーム野郎め。>
ところが、配車場所が曖昧。
そこで、会社に自分の予想迎車位置を確認すると、
配車担当;『そこ。』
何とも不愛想な返事。
私;<おめえな。>
とは思いつつも現着。
同僚(1台目);『此処には誰もいない。他の場所かもしれないから近辺を見てくる。』
同僚(3台目);『ここではないでしょ。通り過ぎた場所でしょ。』
私;『近所にいた方に聞いたが、此処で良いはず。』
同僚(3台目);『会社に電話してみる。』
結局、色々とやりとりをした結果は、
同僚(3台目);『ここに来るお客様で、お迎え場所と目的地が逆。』
一斉に方向転換。
一番の年長者のドライバーは、
同僚(1台目);『会社は、どうしようもない奴らだ。』
なんともかんともない無駄な時間を費やして完結。

更には、とんでもない配車に遭遇。
私;『え!。こんな所からそんな遠くへの配車!。近くに直ぐに完結する車が居るでしょ。』
と、イラつきながらも約3Km先へ走行。
私;『ここは、ショートが多いんだよね。』
案の定、現着して行き先を伺うと、
私;<ワンメ確定。しかも、お客様のお荷物の揚げ降ろしがあるからね。このサービスは当たり前と思ってもらっても困るけどね。>
それでも笑顔でちゃっちゃと仕事を終えて、即帰路へ。

なんともかんともない日中。
夜になっても単価UPせず。

そんな時に、
私;『珍しい会社への配車だな。
信号機を回避する裏道を急行。
現着して様子を見ていても会社から誰も出て来ないので、お声がけしようかと車を降りかけると、別方向から男性2名が現れた。
お名前を確認して乗車案内。
私;『どちらまでいらっしゃいますか。
尋ねると、
(年長の)お客様;『何処へ行く?。』
(若い方の)お客様;『何処へ行きましょうか?。』

私;『それでは、その方向に向けて、とりあえず発車しますね。』
(年長の)お客様;『もうこの仕事、長いの?。』
良く聞かれる質問。
私;<また来たぞ>
私;『いえ、そんなに長くないです。地方で中高年が就ける仕事は、限られておりますから。』

(年長の)お客様;『二種免許は、持っていたの?。』
私;『いえ。この仕事の為に取得しました。』
(年長の)お客様;『その費用は、出るの?。』
私;『いえ。費用面では、細かな条件が付きますが”職業訓練受講給付金(求職者支援制度)”と、採用が決まり3年勤めれば一定額の取得補助があります。』
(若い方の)お客様;『タクシードライバーは、稼ぎ良いのでしょ。』
私;『いえいえ。地方の年収は、安いですよ。辞めた方が良いですよ。』
(若い方の)お客様;『何故、この仕事に就いたの?。』
(年長の)お客様;『おいおい。定年になれば肩たたきも有ったりして、辞めざるを得ないこともあるよ。』

年齢の話題になり、何と此の年長の方は私と同年齢。
私;『私の場合は、リーマンショックの影響で、個人事業主でしたが、仕事が無くなり失業です。』
(年長の)お客様;『前は、どんな仕事をしていたの?。』
私;『以前は、今とは全く違う、機械相手の仕事です。』
(年長の)お客様;『私は、今はサービス業だけど。今の方が楽しく仕事をしているよ。』
私;『私も以前は色々な会社に仕事柄行きましたが。外見とは違い大変なところが多いですね。』
更に若い人が質問してきた。
(若い方の)お客様;『借金は、どれくらいあったの?。』
(年長の)お客様;『おいおい。言いにくいこともある。』
私;『そこそこありました。』
(年長の)お客様;『自分で商売をしていれば、結構な金額になるよ。』
(若い方の)お客様;『結婚されているのですか?。』
私;『一応、家庭はあります。』
(年長の)お客様;『独身のお前には分からない悩みだよ。』
この後、色々と我が懐かしき苦悩の日々の話しが展開している内に現着。
すると、
(若い方の)お客様;『なんだ。後ろから見ていてイカツイ運転手さんかと思ったら穏やかそうな人だったのですな。』
私;『ありがとうございます。またのご利用をお待ちしております。』

こんな面白いお客様の他は、
私;『なんともかんともない寂しい日報だな。やはり、こんな日こそロングが欲しかったね。
肉体的疲労よりも精神的な疲労が著しく帰庫。

私;『肉体的疲労は寝れば取れるが、精神的な疲労を取ることは難しい。
寂しい結果で終始。疲労困憊にて帰宅。

 本日の売上;ノルマの85%

2 件のコメント:

  1. タクシードライバーの年収は、いくら位なのでしょうか?

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    1. 匿名さん、ありがとうございます。

      タクシー運転手の年収については、調査機関や調査方法によっても若干の相違があるかと思います。
      以下を参考にしてください。
      尚、”賞与”と呼ばれるものについては、世間一般の認識とは相違しております。
      ≪タクシー運転者(男性)と全産業男性労働者の労働時間・賃金比較
      (平成30年版)≫
      http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tingin30.pdf

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