課長;『今日は、どうした?。』
私;『え?。』
車庫に向かっている時に会社からの電話。
私;『今、車庫に向かっていますが!?。』
課長;『皆、遅いから心配しているよ。』
私;『え?。』
と愛車の時計を見ると、
私;『え!。』
何と驚きの乗務開始の20分前。
私;『すみません。時間を勘違いしていました。。』
いつにないミス。
課長;『事故を起こさない様に来て。ワハハ。』
急ぎ始業前点検を実施。
ところが、
私;『あれ?。エンジン音がいつもと違うな。』
とりあえず他は異状を認められないので、そのまま始業前点呼へ。
班長等へ謝罪。
私;『すみません。時間を勘違いしていました。連休ボケですね。』
そして、担当車の点検簿を見ると、
私;『あ!。四日間も使用していなければ、エンジン音もおかしくなるよね。』
納得の出庫。
そんな初っ端のお客様は、
お客様;『初めての運転手さん?。』
私;『いえ。良くご利用いただいております。いつもありがとうございます。』
お客様;『以前、丁寧な対応していただいて運転手さんですね。中には、対応が横柄な運転手さんがいて、話し掛けることも止めてしまうこともあります。』
そんな会話をしつつお買い物の往復のお仕事にて完結。
私;『今日は、幸先良いが、朝のミスもあるから慎重な運転に心掛けねば。』
その後は、
私;『慌てず急がずに。』
と走行。
そんな日中は、散発的な案件の連発。
私;『今一つの様相だな。』
と油断している時に、またもやうっかりミスを起こしてしまった。
ご乗車いただいたお客様のご自宅は分かるので、呑気に走行していると、
私;『ア!。』
何とご自宅への分岐路を通り過ごしてしまった。
私;『申し訳ありません。曲がらなければいけない道を直進してしまいました。』
即謝罪。
お客様;『いえ、良いですよ。自宅には着きますから。こちらも指示しなかったのがいけなかったのですから。』
大きなトラブルにはならずに、無事に現着。
私;『お手数をお掛けして申し訳ありませんでした。』
だが、ここで、
私;<メーターから少し引くか?。どうしようか?。>
悩みつつも、メーター表示額にて清算。
全て無事に完結。
そんな16時頃にお迎えに行った家で、その後に、珍しい事になった。
お客様;『息子が自転車で事故を起こした様なので、迎えに行きたいの。』
との事で、混み合う幹線道路を頃合いを見てUターン。
ところがところが、
彼方此方と探せど
私;『何処にも見当たりませんね。近くに目標物はありますか?。』
息子さんと連絡を取ってもらうが、二進も三進も行かぬ状況に陥ってきた。
そんな無駄な時間を費やしていると、
お客様;『XXX会社の近くだと言う事ですが。』
私;『え!?。その会社は、全くの逆方向ですが。』
その後も、今の周辺を探していると、
お客様;『通りかかったお巡りさんが声を掛けてくれた様です。』
そして、今いる場所の様子を再度聞くと、
私;『分かりました!。やはり、全く逆方向ですね。急ぎそちらへ向かいますね。』
向かっていると、
私;『前方にパトカーが止まっていますね。』
ところが、この後がさらに厄介な事になった。
お巡りさん;『この状況では、救急車を呼んだ方が良いですよ。息子さんの病気の事もありますから、ご自分の携帯電話で119番に電話して下さい。』
その119番した後に、
お客様;『この自転車をタクシー載せて、私と一緒に自宅まで送って欲しいのですが。』
お巡りさん;『その自転車は、大人用の大きいサイズだから、乗らないでしょ。』
私;『無理ですね。こんなに大きい自転車は。』
と、私も同意見。
それでも、
お客様;『乗らないですか。』
何度も懇願されて、
私;『ちょっと試してみますね。(車体に傷が付くのは嫌だな)』
何とかカンとか収納。
私;<道中は、ゆっくりとした走行だね。>
この後は、救急車の対応はお巡りさんにお任せして、
お客様;『それでは、一旦、自宅に戻ってから、掛かり付け病院が地元の総合病院なので救急車もそちらへ行くと思いますので、病院へお願いします。』
しかし、その現場を出発する前に、現在の状況と今後の方針を会社に連絡。
課長;『しかし、ゴマちゃんが事故を起こしたのでは無いよね。』
私;『とんでもないですよ。私は、事故を起こしてないですよ。』
課長;『ハハハ。気を付けて。』
そんなこんなで、ご自宅に自転車を置いてから、救急搬送されたであろう総合病院に向けて発進。
だが、
私;<もし、救急搬送先が総合病院でなければ、またもや方向転換だぞ。>
と思いつつ総合病院に到着。
案の定、
お客様;『まだ、此処には着いていない。』
その後、色々と情報収集をすると、
お客様;『別の病院へ搬送されそう。』
私;『それでは、これから向かいますか。』
だが、搬送先を此の総合病院に変更してもらい、全てを終了。
しかし、清算の際に、計¥8K円強のタクシー料金に対して、万札を出されて、
お客様;『お世話になりましたから、これで取っといてください。』
固辞するも、有り難く頂戴して、全てを無事に完結。
そんな日の夜は、
スナックのママ;『月曜日の夜で暇だから店を閉めて飲みに来たの。』
コロナ禍で店仕舞いした呑み屋や長期休業に入った店等で、少し寂しい飲み屋街。
私;『この状況ではタクシーも大変です。忘年会も開催しないと指示が出た会社も有るようですし。』
スナックのママ;『政府も年始の休みの延長を言っているし、呑み屋ばかりで無くタクシーも厳しいですよね。』
そんなこんなの月曜日の夜。
当然、人も疎ら。
乗ってもショートばかり。
そんな深夜23時頃に、総合病院の救急口への配車。
お客様;『子供が頭から落ちて、意識が無くなって119番に電話したの。』
との心配顔の小さなお子様を抱いたお母様。
そんな行き先のご自宅は、
お客様;『良くおたくのタクシーを利用しているXXXさんの隣ですが。』
私;『XXX様は、どこら辺でしょうか?。』
大凡の場所をお聞きすると、
私;『あ!。分かりました。(今日の朝一番にご利用いただいたお客様だ)』
その後は、道案内無しで無事故で到着。
私;『お大事にされてください。』
思わず我が入退院を繰り返していた小さい頃の息子を思い出された案件も完結。
この後に、ショートの常連のお客様を終えて、暇な夜も無事に帰庫。
本日の売上;ノルマの119%
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