配車担当;『(昨日、私が仕事を譲った同僚)体調不良で休み。』
私;『え?。今日も、我が班は二人だけ?。』
配車担当;『年寄りの方が元気だな。どうせ、今日はそんなに忙しくないだろう。』
そんな言葉を信じて出庫。
配車担当;『会社のタクシー乗り場にお客様の様だから出て。』
このお客様が、本日の最初の方で、行き先はカラオケ屋さん。
私;<さて、ルートをどうしようかね。>
あまり信号にかからずにスムーズに行く少しマニアックなルートを選択。
結果、
私;<予想よりも安く着いた。>
と、約¥1.4K円で無事に完結。
その後に、JR駅前でお客様を拾い、
私;『どちらまででしょうか。』
と確認した地区名。
私;<ここは、広範囲でルートを間違えば、とんでもない金額にいってしまうから要注意。>
と、チェックポイントに差し掛かった時に、具体的な方向を確認。
その後に約¥2.1K円で無事に到着。
この後もJR駅前に着けていると、
私;『こんな時間帯に登山姿のお客様だ。え?。何処へ行く?。』
と、大きなリュックサックを背負ったお一人の登山客?がタクシーに手を挙げて近づいて来られた。
そして、その大きな荷物をトランクに格納して、
私;『どちらまででしょうか。』
とお聞きすると、此の時間にしてはとんでもない場所。
お客様;『XXX登山口。』
私;<お!。この場合は、元日に登山客をお迎えに行った場所だ。行っておいて良かった。>
私;『このお時間でしたら周辺は、真っ暗ですが。』
お客様;『大丈夫です。頭に着けるライトがありますから。』
との事で、真っ暗闇へ突入。
その道中に先日行った様子をお話し。
私;『元日にお迎えに行きましたら、熊本ナンバーや鳥取や秋田等の遠方からの車を多く見かけました。遠くからでビックリしました。』
段々と山の中に入ると、明るいのは車のヘッドライトの中だけ。
その他は、闇の世界。
私;<帰りは、一人。怖いヨ。>
締めて遠距離割引がついて約¥9K円也。
私;『お気を付けて。』
と、降車のご案内。
その後、お客様が、真っ暗闇の中で登山計画書を記入されていたので、車載の電灯を出して照明補助。
それも終えて、
私;『ありがとうございました。』
と、また狭い片方が崖の砂利道を何とかよじ登って行き、そして、漸く舗装路面の下り坂に差し掛かると、
私;『あれ?。前方に車のライトだ。まさか、この狭い片方が崖の下り坂だから下の広い所で待機するよね。』
とは思いつつ減速して様子を見つつ進んでいると、
私;『え!。ハイビームで凄い勢いで進んでくるよ。山道は、素人だな。だが、真っ暗だから遠方の車を発見しやすいのだが、何も見ていないな。』
こちらは即座に停止して様子見。
だが、相手の車は、ハイビームのまま我がタクシーの前に停止。
だが、それでも少しづつ進んでいる。
私;『何を考えている!。しかも、車のナンバーは、圏外だ。』
如何せん、こんなに眩しければ何もできないので、タクシーを降りて相手の車に向かっていると、
私;『お!。こっちに進んでくる!。人を轢くつもりかよ。』
相手のドライバーに声掛けすると、
私;<お婆さん運転のSUV車だ。場違いな。>
私;『こちらが下がりますから、ハイビームをロービームに切り替えてくれますか。』
退避個所に近い我が方が後退。
だが、
私;<片方が崖で暗いから怖いね。>
用心深く下がっていると、
私;<おいおい!。ライトを明るくしてそんなに近づくなよ。>
なんとまあ非常識な輩。
何とか無事に脱出。
その後、真っ暗闇の山道を用心しつつ無事に下山。
私;『一人で夜に行くところではないね。』
これを終えて、心労甚だしいので会社のタクシー乗り場でノンビリすべく着けて休養を取っているとお一人のお客様が来られた。
その行き先は、
私;<そこならば、狭い路地の裏道を行けば、ほぼワンメで着くはずだが。>
と思いつつもルートを確認すると、
お客様;『バイパス経由で。』
との事で進行。
私;『本年もご利用いただきましてありがとうございます。』
と、ご挨拶すると、何と行き先のお店の経営者。
お客様;『いえ、こちらこそ。いつもありがとうございます。』
そして、ワンメで到着。
これを終えると、周辺の空車も増えて来たので、夜の休憩。
それを終えると、配車。
私;『お、これから呑みに出るのかな。』
ところが到着すると、
私;『あれ?。おばあちゃんがお二人?。』
行き先を伺うと、
私;『そこか。』
無事にご自宅までご案内して約¥1.5K円で清算。
そして、降車の介助をして完結。
ところが、このお客様は、杖を突いて、しかも、重い荷物を持って足元の悪い暗がりを歩いている様子を背後から見ていると、思わずに歩行の支援。
だが、足元をライトで明るくすべくスマホのライト点灯した時に際に白手袋を何処かに紛失。
私;『ありゃま。』
しかし、その後、ミドル級ばかりをこなしていると、
私;『おや、万札や五円札ばかりで、千円札の釣り銭がなくなってきた。』
お急ぎ会社へ戻り釣り銭の両替。
班長;『山奥は、何処まで行ったの?。』
私;『XXX登山口。』
班長;『元日に行っておいて良かったね。ところで、白手袋を落としたでしょ。お客様が明日、会社に届けてくれると連絡があった。』
私;『あ。あのおばあちゃんの介助をしている時だ。』
私;<あちゃ~。>
気を取り直していると、
お客様;『いつもの指名する人がいないから。だれでも良いかと。』
そんな配車に遭遇。
私;<こんな時こそ用心。>
そんなお客様の行き先は、
私;<以前にも行った事があるね。>
途中、寝息を立てて寝ておられるお客様を乗せて目的地に向かってひた走る。
そして、
私;『こちらで宜しいでしょうか。』
と現着。
お客様;『ここで良いです。』
約¥6.2K円で無事に完結。
そんなラスト、
配車担当;『もう一本お願い。』
とカラオケボックスに向かいお乗せしたお客様の集団の道案内をいただきつつ向かった先は、お化けの出没地域目前の山の中。
私;『背筋がゾクゾクしてきた。即撤収だ。』
と、狭い山道の中で苦労して転回。
私;『嫌だ嫌だ。』
そんな思いもして珍しきノルマ・クリアにて帰庫。
本日の売上;ノルマの187%
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