勤務時間:18:00~05:00
今日は、想定内の暇加減。
そんな日、何とも呪われてた日となってしまった。
それは、夜9時過ぎに配車で天候の悪い中で橋のたもとで待っておられる方のお迎えから始まった。
もう、その方は直ぐに分かった。
橋で車を停めて乗車案内。
私;『どちらまででしょうか。』
お客様;『もう十年余、来てないから道が分からない。住所は、・・・です。神社のそば。』
とお聞きしたものの橋の上にはTAXIを停める事も出来ずに、橋を通り過ぎてからナビに設定。
その指示通りに走行。
すると、段々と狭い路地に入って来た。
私;<え!。この狭い坂へ曲がる?。>
もう、ビクビク。
私;『この道、入れますか?。』
お客様;『そうそう、この道。大丈夫。』
恐る恐る進入。
お客様;『ここで良いです。』
と言われて止めた場所が、何と神社の鳥居の下。
しかも、この先は、どう見ても通り抜け出来そうもない。
しかし、夜で街灯の無いところなので、懐中電灯でお客様の足元を照らしてあげて、完結。
ところが、自車へ戻ろうとすると、
フット涼しげな風が私を包んで通り抜けていった。
私;<ゾクゾク。>
と、嫌な風を感じ、
私;『怖い怖い。』
TAXIに駆け込む。
時間は、夜10時近く。
そして、神社の方をじっくりと見ると、
鳥居から先には長く急な石段が山の上の方へ続き、その頂上付近には何と薄暗く灯りに照らされた社があった。
つつ無事に現着。
私;『ギョエ!。』
狭い坂道で転回場所も限られていたが、必死の思いでその場路離脱。
この後に繰り広げられる泥酔者のトラブルは、この時に憑りつかれた祟りかもしれない。
それは、深夜1時直ぐに吞み屋さんへのお迎えで幕を開けた。
お店に到着して、店内へ声を掛けると、
私;<!>
ふと目に入った一番嫌な雰囲気のお爺さん。
私;<この人だったら最悪だな。>
暫く待機していると、何と、
私;<もう、駄目だコリャー。>
店から出てきたのは、その最悪の人。
お客様;『何処まで行ける?。』
私;<完全にアウト!。>
と思いつつも、
私;『どちらまで行きますか。』
お客様;『〇〇〇(地区)。』
いよいよ、怪しくなってきた。
私;『そこは、上段、中段、下段とありますが。何処ですか。』
お客様;『下。』
その後は、文句言われない様なルートで走行。
私;『そろそろ目的地になりますが、どちらになりますか。』
お客様;『ここで良い。』
ところが、お金を探す仕草を始めた。
お客様;『ちょっと待って。金が無い。』
その様子を注視していると、
私;<その座席の上にあるのが、財布ではないのかな。>
とは思うが勝手には手を出せない。
私;『自宅にはありますか。』
お客様;『ある。』
その後に再び自宅を目指して走行。
ところが、指示するルートは、極狭路。
私;<この野郎、おちょくっていやがる。負けてたまるか。>
お客様;『この右が自宅。』
私;『それでは、自宅まで同行します。』
此処で逃げられてはたまらない。
と、案の定、
お客様;『自宅にも金がない。』
もうここで完全にプッツン。
会社へ連絡して、もう後席の人のお構いなしに速度を上げて警察署へ直行。
私;『警察署に着きました。降りて下さい。』
ところが予想通りに、
お客様;『幾ら支払う。』
と、やはり先程見た財布からお金を出してきた。
私;『ありがとうございました。こちらはお釣りになります。』
先程までとは全く違う雰囲気のお爺さん。
なかなか降りない。
私;『降りろ!。』
強制下車させて、私は警察官へ状況説明。
すると、今度はそのお爺さんが、警察官とトラブルになり、
お客様;『保護。』
と、一件落着。
その後は、私も事情聴取を受けて完結。
私;『やはり、あの神社の祟りだな。』
何とも非常に疲れて帰庫。
本日の売上;ノルマの171%
神社でなくてもこの時期の風は常に冷えてますよ(爆)
返信削除ミンクさん、ありがとうございます。
削除この時期は、身にしみる寒さです。
売上も、厳しき寒さです