2017年7月16日日曜日

2017年7月15日(土)

勤務時間:17:00~04:30
              (30分延長戦) 

同僚;『昨日、忙しかったから、今日は、駄目だろうな。』
との本日の大方の予想が、見事に大外れ。

しかし、出庫直後は、単価も本数も、あまりパッとしない展開。

暇な故に遅めの食事休憩。

食事休憩を終えても余り変わらない。
そんな21時頃になり、
;『あれ。気持ち悪くなって来たな。早上がりしようかな。そうは言っても、暇だから、辛抱して、時間分だけの給料は貰おうか。
などと思案。

すると、世の中の動きに変化が現れて来た。
;『これから呑みに出る人や帰る人で、彼方此方と飛ばされるね。』
酷い配車の中には、約7Km先の料理屋さんへの2台口。
;『おいおい。途中に他のTAXIがいるだろうに。』
急ぎ向かうと1台目が着いていた。
1台目のドライバー;『俺も、遠くから飛ばされた。着いたばかり。』 

他にも約5Km先のお店への配車。
;『アジャパ~。世の中から遠ざかって行く。これからお乗せするお客様が、地場へ戻れば良いが。』
急行すると男性の方お一人が待っておられた。
お客様;『呑み屋街へ。
凡その目的地を確認して発車。
;<良かった。我が地場へ戻るぞ。>
すると、乗って間も無くに誰かと電話を始めた。
聞くともなしに私の耳に入って来た。
;<え。もしや、ここでUターンして逆方向へ行くのかな。>
などと心配していると、
お客様;『運転手さん、行き先を変更して、〇〇〇のお店に向かって。お店、分かる。
一瞬ビックリしたが、幸いにもそのお店は現状維持の方向。
;『分かります。焼き肉屋さんの交差点の北側ですね。』
お客様;『急な変更ですみませんね。

50歳後半から入ったそれまでとは全く違った業界、ましてやサービス業など初めての経験。
初めの頃はお店を言われても、皆目分からなかったし、道や地名も解からなかった。
初めの頃は辞める事しか考えていなかった。
そんな私は、この年齢では、元々悪かった物覚えに拍車が掛かって来て、更に覚えられない。
それでも最近では、解からない時の逃げ方も少し身について来た。

このお客様との会話でも、
お客様;『運転手さんは、お酒はやるの。』
;『昔は、お酒は好きでしたが、前にいた業界で身体を壊して止めました。』
お客様;『前はどんな業界にいたの
;『コンピューター関係の仕事をしていました。』
お客様;『凄いね。私には解からない世界だ。
;『いえ、私も出来ませんでしたが、喰って行く為に自分で勉強したり、講習会に行ったりして覚えました。』
お客様;『何処の業界も同じだね。
などと話しをしている内に現着。
すると、
お札を出されて、
お客様;『お釣りは、良いよ。
との驚きのお言葉に、
;『いえ、頂き過ぎです。』
お客様;『取っといて。
と言われて降りて行かれた。
チップ;五百円弱。
  感謝々

単価的には、パットしない状況のAM1時を過ぎて来た頃に、
;『あれ、また彼方此方と飛ばされ始めたな。そろそろ走りづめで疲れて来た。』
この頃には、出庫直後の体調の悪さは、何処かへ飛んで行った。

そして、そろそろお仕舞いの時間帯へ入りカラオケ屋さんへの配車。
これが本日最高額;¥6千円弱のお仕事となった。
時刻は、AM3時20分頃。
;『これで、ノンビリと帰って帰庫だな。
と、油断していると、
班長;『忙しいから、もう一本やって。』
との非情な無線が入った。
断る事など私には出来ないので、渋々
 了解ボタン
を押下。

ところが、この後、
班長;『もう一本~』
の三連荘。
;『走り詰めで、話す元気も出ない。
程に疲れて帰庫。

班長;『班の中では、売上がダントツだね。』
などとお褒めの言葉を頂き、無事に帰宅へ。

       本日の売上;ノルマの226%

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