2024年12月18日水曜日

『今夜(火)の乗務、一本目で目標を達成』

;『(火)の夜は、いつも暇

そんな思いでJR駅前にてジッと待機。
すると、しきりに駅前を往復している中年男性を観止める。
私;『頭に包帯をしているし、なるべく避けたい雰囲気を醸し出している。』
ところが、その内にタクシー運転手の私を注視しているのを発見。
私;『おいおい。勘弁してよ。』
との思いとは裏腹に、
お客様;『JRXXX駅まで幾ら?。』
何とも驚きの問い掛けに、
私;『およそ¥7~8千円と思います。』
その方の予想を下回っていたのか、
お客様A;『それでは、ホテル○○○までお願いします。』
私;<そのホテルは、おそらくあそこら辺だったかな。>
と発車。
道中、尋ねる前にお客様の方からタクシーを利用することになった事情を話されてこられた。
お客様A;『(お酒を飲んでしまい、こんな遠くまで)乗り過ごしてしまった。』
その後、冬の厳しい峠道を気をつけながらも無事に目的のホテルに到着。
私;『タクシー料金は、¥7千円弱となります。』
清算を始めると、
お客様A;『こんな遠くまで、¥2千円取っといて。』
一旦は固辞したが、
私;『ありがとうございます。』
無事に完結。

私;『通常は暇な(火)の夜の乗務だから、これでお仕舞いかな。』
ところが、意外にも
私;『何故に今夜(火)は、動くのかな?。』
そんな時に、
私;<(火)の夜に飲みに出て来るのは珍しいなあ。>
吞兵衛の稀に準ロングとなるお馴染み様。
お客様B;『おいちゃん。先週の(金)に居た?。おかげで変なドライバーに当たってしまったよ。』
何と、その日はいつもの遠くへ飲みに行かれたとのこと。
お客様B;『年明け早々には、行くから宜しくね。』
私;『ありがとうございます。』
と、本日はワンメで完結。

その後も(火)の夜には珍しい常連のお客様。
お客様C;『じっちゃん。今日も宜しくね。』
お店にお声掛けした時のカウンターに座る方の後ろ姿から
私;<もしや・・・。>
ビンゴ。
私;<予想的中。>
お客様C;『じっちゃん。俺の時には、また迎えに来てよね。』
私;『ありがとうございます。ご自宅で宜しいですね。』
と、発車。
私;『いつもありがとうございます。』
お客様C;『じっちゃん。仏の心だね。』
変な褒め言葉?。
道中、酔っ払い相手に噛み合わぬ会話をしつつも無事に現着。

私;『始業前点呼の前に事務所での我が要望。
    ・(土)(日)の欠員補充
    ・タクシー空白時間帯の解消
    ・私の乗務日数の見直し
   』
事務員、部長;『それは、社長に言ってくれ。』
との返答に、
私;<こんなタクシー会社に居てもしょうがないね。転職しよう。
そんな決意した夜の乗務で、
私;『私に期待されるお客様を放っておいて自分だけが去る事は出来ないね。』
もう、その日の内に転職を撤回。


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