私;『あれから10年経つのか。』
あの時は、メディア対応のタクシーでは全く足りずに我が社に応援要請がきた。
しかし、あの嫌な記憶は、決して消えることがない。
地元のTV局では、この出来事の特番を組んでいた。
私;『我が社の経営陣は、タクシーがフル稼働して思わぬ特需で喜んでいたのであろうが、私は他人の不幸での歩合給UPは嬉しくなかった。』
しかし、
いまだに思うが、
私;『その儲けた分全てを直接部門の従業員に配分しろよ。』
それについても、
私;『私も、早10年も経過したのか。』
リーマンショック起因によりIT業界を廃業。 その後は、失業、バイト生活を繰り返して、人生最悪の日々を過ごす。 そして、2013年春に50歳代後半で転職を決意。 しかも、50代後半での、我が人生初の客商売となるタクシードライバーへの転職。 その後、様々な出来事に直面する日々を悩みながら今日もハンドルを握る。
私;『これまでの出来事から退職で色々と模索していたが・・・。』
配車担当;『車を乗り換えて、今空いているのは”プリウス”。』
整備担当;『前輪タイヤの左側、片減り(外)が、金網が出始めている。』
私;『何故に、口頭で、配車の内容を配車室から歩いてJR駅前に止まっている私に伝えてくるのかな。』
私;『何故に、こんな分かり易いご自宅への配車が、俺に来るのかな?。』
事務のおばさん;『そんなになるの。もうベテランだね。』
私;『今夜は、雨だったなあ。』
私;『何か、私が退職する噂がある話しがあるのですか。』
私;『え!?。私は、8回でしたが。』
私;『おいおい。全営業回数の約半分がワンメかよ。』