私;『新型コロナウィルスの再拡大が騒がれているから、今夜の花金はどうなるやら。』
と、出庫。
だが、
私;『雨降りの金曜日の帰宅時間帯もあってか道路は大渋滞だよ。』
故に、迎車時間も掛かるが、更に、実車になってからが一段と大変。
私;『大変お待たせして申し訳ありませんでした。』
こんな言葉を幾度となく繰り返したが、暫くするとタクシーの動きも小康状態。
ただ、タクシー乗り場で時間消化するのみ。
そんな20時過ぎに、
配車担当;『追加2台。』
私;『ギョエ。ここの料理屋さんか。散々に待たせて近場だからな。』
完璧な諦めモードにて現着。
案の定、散々に待たされて、
私;<ビンゴ。>
ショートにて完結。
私;<どうせならば、自宅まで帰らないかな。この集団は、この感染を注意すべき時期に、こんな三密の吞み会をやっていて良いのかな。>
我が身への感染も心配になって来る。
暫くすると今度は郊外の吞み屋さんへの配車。
到着すると、若者集団がタクシーに近寄って来た。
お客様A;『私の膝の上に乗りなよ。』
とんでもない事をてんでに言い始めた。
私;『いえいえ、定員オーバーで、ダメです。』
お客様B;『え?。何人乗れるの?。』
私;『お客様が4名様です。』
お客様C;『じゃあ、歩いて行くよ。』
お客様D;『運転手さん、一度送ってから此処に戻って。』
なんとも厄介な集団に遭遇してしまった。
第一便を送り届けてUターンするも、
私;『あれ?。見当たりませんね。』
お客様D;『別の道を行ったのかな。そっちの道を行ってみて。』
ぐるりと方向転換。
だが、
私;『こんなに来るとは思えませんが。』
お客様D;『そうですね。それでは、戻ってください。』
そんなこんなで探し回り漸く発見。
私;『お待たせしました。』
なんとも手間のかかってしまった仕事も無事に完結。
締めて計約2.5K円也。
私;<効率悪いね。>
ところがその後は、
私;『タクシー乗り場に着けて、効率良く仕事をするぞ。』
そんな個人の意思とは裏腹に
私;『配車ばかりを喰らうな。効率悪いね。』
余計に心身共に疲労困憊気味。
私;『良しこの三名様のお客様をタクシー乗り場で拾えば、本日お仕舞いだな。』
などと気楽に考えてのお客様達の行き先は、
私;<え!。ラストがロング!。勘弁だな。もう、疲れたよ。>
疲労困憊もあり、
お客様A;『え?。最初の経由地は、どうやって行きますか?。』
私;『え?。・・・。』
私;『あ!。すみませんでした。』
最初の経由地を失念。
急遽ルート変更。
その後のお客様は、
お客様B;『次は、最初に行った場所まで行かなくて良いよ。』
色々と察したのかお客様は途中で下車。
そして、いよいよラスト。
私;<そのセブンイレブンの場所は、バイパスを行けば、途中にあったよね。確か。>
と、走行していると、
お客様C;『え?。セブンイレブンは?。』
私;『え?。(あれ?。そのセブンイレブンは、バイパス沿いではなかったのか)。』
私;『申し訳ありません。戻りますね。』
お客様C;『いや良いです此処で。逆に、こちらの方が自宅に近いし。』
私;『申し訳ありません。それでは、大回りしてしまいましたので、端数の料金は結構です。』
と、完璧に飽きられつつ数百円の乗車料金を自己負担して完結。
此れにて本日の営業は終了。
私;『あ~、シンド。』
本日の売上;ノルマの174%
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