事務;『ゴマちゃん、福祉券!。』
事務所に顔を出すなり、怒り声が奥の方から飛んできた。
私;『何か計算、間違えておりましたか?。』
私;<年1回、遭遇するか否かの福祉タクシー券。しかも、計算の面倒なやつ。>
ここで意外な返答がきた。
事務;『これは、通院や施設の行き帰りした使えない。今回は、買い物だから駄目。』
私;『え!。そうなんですか。次、気をつけます。』
私;<初めて知ったよ。>
課長;『その人は、以前にもあったから、それを掲示しなければ駄目だな。』
また一つ勉強になり出庫。
だが、
私;『最近は、午前中から暇だね。』
そんな本日の最高額が、出庫2本目のお婆ちゃん。
お医者さんに待合室にお声がけ。
かなり腰の曲がったお婆ちゃんの乗車介助をして無事に乗車。
そして、目的地&ルートを確認して発車。
ところが、指示されたルートを走行していると、
お客様;『え?。ここは、何処?。何処に向かっているの?。』
と、頓珍漢な質問をされてきた。
私;<え?。呆けてきた?。>
私;『言われた道をご自宅に向かっていますよ。』
そんな会話をしつつ走行。
お客様;『私の主人もお宅の会社に長く勤めていたのですよ。』
とのこと。
私;『その時代は、タクシー運転手としては良い時代でしたね。』
その後、道案内をしていただいてご自宅に到着。
すると、
お客様;『玄関先に入れますので、入れてください。』
とは言うものの、
私;<ギョエ!。鋭角で先の狭く脇には車も駐車しているヨ。嫌だな。>
左右にきをつけながら進入して無事故で到着。
締めて約¥3K円強。
清算を終えて降車介助して完結。
その後は、散発的な冴えない単価が続いた。
私;『こんな時にこそロングが出れば違うのだがね。』
その反面、一部年金を貰い始めた我が身。
私;『28万円/月の壁があるから、稼いでもしょうがない。ボチボチでんな』
そして、寂しいことにラスト1本前が、
私;<三桁の乗車料金くらいクレジットカードではなく現金で払って欲しいね。厄介だよ。>
そうは思いつつもニコニコと決済。
そんな本日のラストが何と、
私;<何でラストが、タクシー代行なの。しかも、私が運転。>
何とか慣れないお客様のお車を無事にお届けして
私;『本日もお仕舞い。』
本日の売上;ノルマの110%
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