私;『日曜日なぞ忙しいはずもなかろう。』
それでも、
私;『ノルマの8割は稼ぎたい。』
期待を込めて出庫。
ところが、初っ端から厳しい。
1本目は、三桁。
その次は、ホテルへお迎えに行き、ワンメ。
しかし、その後からは何と4桁の連荘。
そんなJR駅前での待機に配車。
配車担当;『ルートインホテル。カード払い。』
私;『おやおや!。こんな暇な時には嬉しいね。』
しかし、目的地までお送りしても意外に乗車料金は、伸びずに約五千円。
それでも、有り難いお客様。
お客様;『明日の朝早くに出かけたいのだが。』
とのご要望にお応えして、当社の迎車の料金体系と営業時間のご案内して完結。
それでも、低調な日曜日には変わりないが、ミドル級の連発に助けられた。
そして、ラストのお客様。
私;『先程からタクドラの顔を確認するかの様にタクシー列を周回している泥酔者がいるな。こんなのと関わりたくない。が、私が先頭。嫌な予感。』
そんな様子をドアミラー越しに見ていると、
お客様;『良いですか。』
と、私の車に乗って来られた。
私;<アチャ~。>
発車してから会話していくと、
お客様;『〇〇〇さんか●●●さんは、今日は乗っているの?。』
と聞いてきた。
私;<それで、先程からタクシードライバーの顔を確認していたのか。>
私;『〇〇〇とは、以前の会社の同僚だったのでしょうか。』
とお聞きすると、ビンゴ!。
私;<この稼業、色々な業界から来たドライバーばかりだからな。その中の一人が、私。>
もそんな話しをしながらも気になるのは、
私;<ゲロと乗る直前に買った缶コーヒー。>
まず最初に手を打ったのが、
私;『缶コーヒー、缶をこちらでお預かりしますか。』
シートに溢されない内に、当方で所持。
その次に、大事なのがゲロ対策。
私;『もし、気持ち悪くなりましたら車を止めますので、ご遠慮なくお申し出ください。』
呑み過ぎ状態の故に、
私;<ラストに来て車内清掃は、御免だぞ。>
案の定、暫く走行していると、
お客様;『止めて。』
私;<セーフ!。>
ラストも無事に乗車料金;¥約六千円で完結。
私;『この泥酔状態のお客様のおかげだ。感謝々。』
何とか昨日のマイナス分を帳消しにして帰庫。
冬本番へ |
本日の売上;ノルマの108%
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